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仕事・人生

“求められる女性像”を演じてきた高橋惠子さん 俳優の“還暦”まであと8年の今思うこと

著者:Hint-Pot編集部・西村 綾乃

6月から舞台『黄昏』で主演を務める俳優の高橋惠子さん【写真:西村綾乃】
6月から舞台『黄昏』で主演を務める俳優の高橋惠子さん【写真:西村綾乃】

 15歳でデビューし、今年67歳を迎えた俳優の高橋惠子さん。高校生の孫が2人もいるとは思えない若々しさと美しさを保ち、日々仕事に打ち込んでいます。6月には、東京や大阪などで主演舞台『黄昏』が再々演されます。湖畔にある別荘で48度目の夏を過ごす夫婦と疎遠だった家族が、穏やかで優しい時間の中で老いを感じながらも、家族の絆を探す物語です。現在は開幕に向けて気合十分の高橋さん。50年以上のキャリアを重ねた今、これまで自身が演じてきた女性像について思うことがあると語ります。

 ◇ ◇ ◇

デビューは1970年 葛藤を抱えながら走り続けてきた

 中学2年生の時に、スカウトされたことをきっかけに俳優への道が開いた高橋さん。卒業と同時に映画会社「大映」に入社し、関根恵子として映画『高校生ブルース』(1970)でデビューしました。当時は一糸まとわぬ体当たりの演技が世間を驚かせたものです。

「15歳の時に、俳優としてのキャリアをスタートしました。若い頃から大人びた役をやることが多かった。(2作目の)『おさな妻』もそうですね。それからはずっと、求められることに応えるため、葛藤を抱えながら走り続けていました」

 大映が倒産した1971年に、映画会社「東宝」へ移籍。ヒロインを務めたドラマ「太陽にほえろ!」(日本テレビ系)で一躍全国区になりました。プライベートでは、82年に映画監督の高橋伴明さんと結婚し、現在まで40年をともにしてきました。そんな高橋さんは6月に幕を開ける舞台『黄昏』で、48度目の夏を湖畔の別荘で過ごす老夫婦を演じています。

「舞台は2020年以来の再演。アーネスト・トンプソン原作の戯曲には、家族の絆、老い、などが描かれています。身内が入院していてもお見舞いに行けない、家族がなかなか会えないというコロナ禍を経験し、『会えることの大切さ』を誰もが痛感していると思います。物語では、関係がぎくしゃくした父親と娘が8年ぶりに再会する場面があります。一つひとつのセリフが、2年前と違う響きになったと感じています」

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