漫画
娘がもし“うちの子”じゃなかったら…優しい結論にたどりつく漫画に反響「みんな家族」
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「命が尊重される世界であってほしい」
ぴまるママさんに、漫画に込めた思いなど作品について詳しく話を伺いました。
Q. 今回のテーマで漫画を描いたきっかけを教えてください。
「娘を見ていると時々ふと『なぜ、この子の魂は我が家に来てくれたんだろう?』と不思議に思うことがあります。そして『もし娘が私の娘として産まれていなかったら……?』と想像して、今回の漫画を描きました」
Q. こうした考えは配偶者さんにお話しされましたか?
「話をしたところ、共感してくれていました!」
Q. ぴまるママさんが“運命”を感じたエピソードがあれば教えてください。
「まだ旦那と付き合いたてで、結婚をまったく考えていなかった頃、たまたま2人で神社に行ったことがありました。そこで引いたおみくじに『自分では気づいてないけど、すぐ側に結婚相手がいますよ』といった内容が。『まさか~?』と思って、今度は恋愛に特化したおみくじを引いてみたら、またまた同じ内容が書いてありました。それでも『まさか~?』と思っていましたが、数年後に本当に結婚しました(笑)」
Q. 子育てにおいて一番大切にされていることは?
「大切にしているというほどのことは特にないですが、娘とたくさん話をして、たくさん冗談を言って、一緒に笑う時間は多いかなと思います。『朗らかに育ってくれたらいいなぁ』と思っています」
Q. 最後に、今回のお話をどのような方に届けたいなと思われますか?
「子どもや動物を守る立場にいる方でしょうか。命が尊重される世界であってほしいです」
この漫画を読んでドキッとした人、いらっしゃるのではないでしょうか。テレビやネットニュースで見かける、ペットショップで“売れ残った”犬たち。戦争で荒れ果てた街の中で茫然と佇む子どもや、理不尽な支配を受け無表情になっている人々。
見た瞬間は「気の毒だな……」と胸を痛めるものの、次のニュースを目にしたら、心はパッとそちらに移ってしまう。そんなどこか“他人事”だった自分に気づかされるからです。
けれど、どこかで何かが違っていたら、そこにいたのは自分自身、あるいは大切な誰かだったのかもしれない。
そんな風に考えられる人が増えていけば、漫画を読んだ誰かが言っていたように、もっと「優しい世界」になりそうです。ぴまるママさんの漫画は、自分とは違う世界だと思っていたことを身近に感じることができる――。そんな一つのきっかけを与えてくれるのだと思います。
(Hint-Pot編集部)