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非常口の“緑の人”が危険!? 3次元に脱出させたユーモラスな作品に4万人が仰天「エグい」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

“怪我の功名”から生み出された作品 平面と立体の融合へのこだわり

 大学院生だった14年前からこうした制作活動を続けている松枝さん。中でも今回の非常口サインのような「飛び出すシリーズ」を数多く手がけおり、高い評価を得ています。とはいえ、こうした作品コンセプトにたどり着いたのは偶然だったのだとか。

「平面と立体、どちらも面白い要素があるので、両方を融合させたものを作りたいと考えていました。ある日、他の作品に使用する透明パーツ(カップのような形)を制作している時に、型が台座から外れて透明部分にくっついてしまうという失敗をしてしまったんです。ところが、それが平面から飛び出して(脱出して)いるように見えました。そこにとてもグッときて、作品にしようと思ったのです」

 まさに“怪我の功名”から生まれた作品。一方で、松枝さんがこうした「平面と立体の融合」というコンセプトに行き着いたのは、生まれ育った環境も大きく影響しているそうです。

「実家が印刷会社を営んでおり、そこの息子として育ちました。私は小さな頃から立体が好きで、大学でも立体ばかり作っていましたが、どうもしっくりこない。本当に自分に合ったものは何だろう? と考えた時、生まれ育った環境から見つめ直しました。平面を生み出す会社で育ち、平面を生み出す印刷機械といった大きな立体物に興味を持ったのです。そうして経験や技術が備わった時に偶然も重なり、2つがうまく融合できたというわけです」

 これまで数々の「飛び出すシリーズ」を制作した松枝さん。現在はこれらの作品を集めた個展「Yuki Matsueda solo exhibition -2.5 Dimensional-」を6月17日(金)まで「新生堂」(東京都港区南青山5-4-30)で開催しています(午前11時~午後6時、日曜日は休廊、最終日は午後5時まで)。斬新なアイデアとユーモアあふれる作品を実際に見てみてはいかがでしょう。

(Hint-Pot編集部)