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レシピ漫画に「泣いた」の声も!? レンチン麻婆豆腐&あんかけ豆腐の作り方に大反響

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

麻婆豆腐レシピのヒントは「カップヌードルの『謎肉』や大豆ジャーキー」

 夜にスイーツを作るという漫画シリーズ「眠れぬ夜はケーキを焼いて」で単行本も人気の午後さん。現在は2巻まで出版されています。すでに多数のファンを獲得している午後さんに、今回はじっくりとお話を伺いました。

Q. 今回の漫画を描いた理由を教えてください。
「豆腐が大好物なのですが、冷ややっこよりも特に温めた豆腐が好きなので、そのおいしさをたくさんの人に伝えたいという思いが原動力になりました。私の周りだけかもしれませんが、豆腐をレンチンして食べる人は少ないように感じるので……」

Q. 麻婆豆腐レシピを考案したきっかけと経緯は?
「私の場合、豆腐料理といえば真っ先に思いつくのが麻婆豆腐。そのくらい豆腐料理としてメジャーな料理を、豆腐好きとして、手間いらずで楽しめるようになりたいと思ったのがきっかけです。

 最初に“食べるラー油”のみで作っていた時もとてもおいしかったのですが、そぼろ肉の存在感が欲しくなり、『調味料でそれを再現できないか』と無謀な挑戦を自分に課してから模索を始めました。カップヌードルの『謎肉』や大豆ジャーキーがヒントを示してくれたので、比較的すんなりと解にたどり着けましたね」

Q. あんかけ豆腐レシピを考案したきっかけと経緯は?
「天津飯がとても好きで、いつでもあの味を楽しめるようになりたいと思ったのがきっかけです。さらに豆腐も好物なので、豆腐を使って夜中でも罪悪感のない天津飯(もどき)を楽しめたらいいなぁ……と思い、レシピを考えました。実際の天津飯とはかなり違ったものになりましたが、これはこれで満足しています。

 あん特有のとろみを、電子レンジの加熱で再現することは結構模索しました。鍋で作る場合はいったん火を止めて水溶き片栗粉を加えますが、電子レンジから出したばかりの熱い器に加えてもうまくいかず……。かといって最初から加えて加熱しても固まりすぎてしまい、そこに一番労力を割きました」

Q. 夜風に当たるシーンのモノローグに込めた思いを詳しく教えてください。
「愚行だと自覚していても、私は『自分に足りないもの』や『手に入らなかったもの』をどうしても数えてしまいがちで、その都度悲観的になっています。しかし逆に『それらが分かるのならば、これから手に入れていけばいいのでは』と思いました。自分はもう非力な子どもではなく、自力で望みを叶えられるだけの力を持っていることに気づきました」

Q. モノローグに描かれていた考えを、いつ頃から抱いていたのでしょうか。
「明確に『いつから』と言うのは難しいのですが、やはり社会人になってからでしょうか。社会に出て、あらゆる組織や環境、無数の仕事がある中で、ある程度は、自分で居場所や生き方を選択できることを知ってから、徐々にそういった考えを抱くようになりました」

Q. 猫ちゃんの姿に気づきを得たように、日々の生活で他にもこうした気づきを得る瞬間はありますか?
「自信たっぷりに人間に甘えてくる猫の姿を見ていると『ひょっとして生き物は皆、愛されるために生まれてくるのではないか』と思ったりします。無条件で愛情を受ける義務を、すべての生き物が持って生まれているのではないか……とか。

 そう考えている人間の横で、猫は世界の真理を知っているかのような、はたまた何も考えていないような顔をして寝そべっているので、すべて私の妄想であるような気もします」

Q. 作中で語られた「星空やオーロラを見に行く」の他にも夢はありますか?
「無謀な夢ですが、宇宙旅行に行ってみたいです。無重力体験に昔から強く惹かれていたのと、地球上では決して味わうことができない“地球外の環境”を感じてみたいと思います。もう少し現実的な夢だと、砂漠にも行ってみたいです。広大な砂の大地と、ピラミッドやナスカの地上絵にロマンを感じます」

(Hint-Pot編集部)