健康・美

夏やせどころか夏太りのナゾ 暑くて「食べられない」「汗をたくさんかく」のになぜ?

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:森川 有子

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猛暑でバテ気味(写真はイメージです)【写真:写真AC】
猛暑でバテ気味(写真はイメージです)【写真:写真AC】

 暑くてバテ気味でごはんが食べられない、毎日たくさん汗をかいている……。なのに、体重計に乗ったら「体重が増えた」とうい経験はありませんか? そんなに食べていないのに、夏やせどころか、夏太り。前編は「夏に体重が増えるナゾ」について、管理栄養士でダイエットトレーナーの森川有子さんに聞きました。

 ◇ ◇ ◇

暑さでバテ気味なのに、なぜ体重は増えるのか? 専門家に聞く

――夏は、暑くてたくさん汗をかくのにやせません。エネルギー消費とは関係ないのでしょうか?
「残念ながら、汗をかくのは体温調整のための働きなので、エネルギーの消費量は関係ありません。むしろ、大量の発汗により、代謝に必要なビタミン類が損失されており、かえって脂肪としてため込みやすくなっている方も少なくないのです」

――代謝に必要なビタミン類とは?
「まず、栄養学の基本の話になりますが、エネルギーとして必要不可欠な3大栄養素にタンパク質、脂質、糖質があります。また、それらをしっかりエネルギーに変えるために必要なのが、酵素や補酵素となるビタミン類です。それぞれの代謝過程で必要なビタミンがあります。まず、タンパク質の代謝にはビタミンB6、脂質の代謝にはビタミンB2、そして糖質の代謝にはビタミンB1が必要です。つまり、ビタミンB1、B2、B6などのB群の摂取が余分な脂肪をため込まないために必要となります」

――暑くて食欲がなく、食べてないのに太るというのも、代謝に必要な栄養素が足りてないということでしょうか?
「そうです。体力が落ち食欲がない時、そうめんにビールなど喉ごしが良いものだけでは、これらの栄養素は残念ながらほとんど入ってなく、それどころか糖質ばかりが多くなりがちなのです。例えば、そうめんだけでは糖質だけに偏ってしまい、糖質を代謝するためのビタミンB1が足らずに糖をうまくエネルギーに変えることができません。糖質はエネルギーに変換できないで、そのままにしておくと脂肪に変わってしまうのです。栄養不足で体が“ため込み”やすくなっていると言えます」