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「本当に怖い現象」 バイクへの注意喚起に反響 大型車の横をすり抜けるリスクとは
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晴れた日をひときわさわやかに感じる梅雨時は、バイクでのツーリングが気持ち良い季節でもあるようです。週末にライダーを見る機会が増えたという人も多いでしょう。ただし、バイク走行には車の乗車時と違った注意が必要。交通ルールを遵守するのはもちろん、車の特性などもしっかりと理解して事故を防止したいところです。フォロワー1.7万人以上を誇る烏山自動車学校(栃木県那須烏山市)の公式ツイッター(@KarasuyamaDS)は21日、実際の映像を添えてトラックの「リアオーバーハング」について注意喚起を行い、7万件超の“いいね”を集めました。このリアオーバーハングとは一体どのような状況なのでしょうか。
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右折トラックの左側に置いたカラーコーンが次々と…
烏山自動車学校が公式ツイッターアカウントに投稿したのは、全長12メートル弱の大型トラックが右折する際の映像。画面右に向かって曲がる様子を車体の左後方、つまり外側から撮影したものです。その左側にはカラーコーンが2つ置かれています。
トラックがゆっくりと右折すると、その前輪と後輪はそれぞれカラーコーンのすぐ脇をギリギリで通過。そこに空間があると分かります。ところが右折する動きの最後、トラックの“おしり”についた細長い棒のような部分が出現。これがカラーコーンを引っかけて次々と倒してしまう様子は、ちょっと怖すぎます……。
実はこの“おしり”の部分が「リアオーバーハング」。後輪よりも後ろにあり、タイヤの中心よりもはみ出した部分を指す用語だそうです。なお、オーバーハングは車体の前部分にもあり、こちらは「フロントオーバーハング」と呼ばれています。
自動車、特に大型車が曲がる際、内側の前輪と後輪の軌道にずれが生じる「内輪差」という言葉を聞くケースは良くあり、実際に気をつけている人も多いでしょう。ただ、リアオーバーハングが外側に出ることの危険性は、あまり知られていないかもしれません。
今回の投稿には「初心者ライダーさん、交差点ですり抜けするとやられるぜ」との一言が添えられていました。さらに続けて、全長7.5メートルの中型トラックが右折するタイミングで左側をバイクがすり抜けていく動画も公開。右折するトラックの左側をすり抜ける際、外側にはみ出したリアオーバーハングと接触する危険性があるとの説明が添えられています。