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「本当に怖い現象」 バイクへの注意喚起に反響 大型車の横をすり抜けるリスクとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

大型トラックだと最大で1メートル外側にはみ出す

動画のワンシーン。なぎ倒されてしまったカラーコーン(写真はスクリーンショット)
動画のワンシーン。なぎ倒されてしまったカラーコーン(写真はスクリーンショット)

 烏山自動車学校のツイッター運用を担当しているのは、教習指導員の小西隆さん。この動画を投稿した理由はやはり、すり抜けの危険性を伝えるためだったそうです。

「このところ二輪車を運転する方のすり抜けが非常に目立つなと感じています。特に信号ですり抜けをして停止線を越えている方が多いため、動画のように横断歩道付近の危険を知っていただく意味もありました」

 小西さんによると、右折車の左側をバイクがすり抜ける行為は「追い越しという扱いにならない可能性が高い」そうですが、リスクもあるとのこと。

「バイク自体が最初から左寄りを走っていることが多く、そのまま間を抜けていくケースが目立ちます。また、左側に歩道のない道路で、白線の路側帯の内側を通っていく人も。もちろんこれは交通違反になりますが、すり抜けの注意喚起も含めて動画を投稿しました」

 リアオーバーハングは、動画に出てくる全長約12メートルの大型トラックは最大で1メートルほど、約7.5メートルの中型トラックは50~60センチほど外側にはみ出すそうです。またこの巻き込まれるリスクは、ライダーだけではなく歩行者にもあります。

「多分、あまり知らない方が多いのではないでしょうか。基本的に二輪の教習学科や、普通免許の学科では、リアオーバーハングについては出てきません。トラックの教習でようやくこういうものが出てきます。でも、トラックを運転したことがない一般の方は多いですから」

 小西さん自身も教習所でトラックを運転した時、リアオーバーハングの部分を不注意で教習車にぶつけてしまった経験が。さらにこういった事故で衝突したり、ガードレールにぶつけたりというケースをよく耳にするそうです。

「特に今、二輪免許取得者の増加という全国的な状況を受けて、運転に慣れていない方が非常に増えている印象があります。無理をして急いで先に行ってしまう傾向には注意していただきたいですね」

 大反響となった今回の投稿には、「結構知らない人多いかも……」「知りませんでした」「歩道ギリギリで立ち止まっている歩行者や自転車も……」「本当に怖い現象です」といった声が寄せられています。今夏はレジャーなどで外出する人が昨夏よりも増加するとみられているため、交通安全には十分に注意したいですね。

(Hint-Pot編集部)