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からだ・美容

薄着の季節に気になる背中をすっきりさせる! 家でできる背中トレーニング中・上級編

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】

「Hint-Pot」のボディメイク連載、今回のテーマは「背中痩せエクササイズ」の中・上級編です。普段は見逃しがちな背中ですが、薄着になるとモコッと乗っかった脂肪が気になり始めます。そこで、元バレーボール選手で、現在は都内で女性専用のパーソナルジムを主宰している滝沢ななえさんが、すっきりした背中を作るためのエクササイズを伝授。筋トレで積極的に動かして、脂肪を燃やしましょう!

 ◇ ◇ ◇

こんもりした背中の脂肪は背中の筋肉が弱っている証拠

 こんにちは、パーソナルトレーナーの滝沢ななえです。連載第6回のテーマは「背中痩せエクササイズ中・上級編」。前回の初級編では、眠っている背中を刺激する運動を行いました。今回はいよいよ筋力トレーニング。背中に張り付いた分厚い脂肪を燃やしていきましょう。

 そもそも背中の筋肉には、体が前に倒れないよう、後ろから引っ張り上げる役目があります。つまり、背中が丸く猫背の場合は、背中の筋肉が弱っている証拠。放置すればますます弱くなり、脂肪は厚くなる一方です。

 背中が使えるようになると、贅肉がそげ落ちるのはもちろん、姿勢がきれいになったり、首が長く見えたりと、見た目が大きく変わります。

 私は職業柄、つい街中でも姿勢を見てしまうのですが、美しいなと目に留まる方ってすごく少ないんですね。逆に言うと、姿勢のきれいな人は少ないだけに、背中を鍛えるとハッとするほどのインパクトを周囲に与えられる、ということ。ぜひ一緒に、肩甲骨を中心に動かして、老廃物や脂肪が溜まらないよう、流していきましょう。

 まずは、肩回り、肩甲骨回りを動かしていきましょう。筋トレ効果をプラスしたいので、500ミリリットルのペットボトルを使います。トレーニングに慣れて物足りなくなったら、ペットボトルをダンベルに代えて、1キロから徐々に重りを重くしていくと良いですよ。

脚の付け根から前傾し、おしりから頭までまっすぐに(画像はスクリーンショット)
脚の付け根から前傾し、おしりから頭までまっすぐに(画像はスクリーンショット)

【ベントオーバーロー】
1. 両手に中身の入った500ミリリットルのペットボトルを持って、脚の付け根から折りたたむように上半身を前傾。両腕を体の前で下げて、手の甲を正面に向ける
2. 肘を後ろ向きに曲げていく。曲げた時に肩甲骨が寄ることを意識。5~10回繰り返す。動作の間、肩が上がらないよう注意