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サマージャンボ宝くじ 期間販売中に縁起の良い日は? 「一粒万倍日」や「寅の日」など

公開日:  /  更新日:

著者:鶴丸 和子

大安や仏滅などは「六曜」 選日の一粒万倍日と重ねても

「大安」は、おめでたい日として知られています。こちらは「六曜(ろくよう)」または「六輝(ろっき)」という暦の考え方に基づき、古代中国では戦いの際、吉凶の日を知るのに用いられたと伝えられています。日本では江戸時代半ば頃から急速に広まったとされ、現代の生活にもなじみがあるといえるでしょう。

○大安:終日何をやっても良い大吉の日
○仏滅:終日何事も良くない大凶の日
○先勝:午前が吉
○友引:昼以外が吉
○先負:午後が吉
○赤口:昼だけが吉

 販売期間中の大安は7月10日、16日、22日、28日、8月2日。選日である一粒万倍日や不成就日とは違った暦日ではありますが、六曜と重ねて選ぶのも一つの手でしょう。

 普段は日々の忙しさに追われて、古くから伝わる日本の暦や迷信、しきたりなどを気にする機会は少ないと思います。しかし、宝くじをきっかけに見直してみるのも、ワクワクが増すかもしれません。

【参考】
「日本人のしきたり」飯倉晴武編著(青春新書)
「こよみを使って年中行事を楽しむ本 2022」(神宮館)
「日本のしきたり絵事典 衣食住から年中行事まで」武光誠監修、深光富士男著(PHP研究所)
国立国会図書館HP 「日本の暦」第三章 暦の中のことば
https://www.ndl.go.jp/koyomi/chapter3/index.html

(鶴丸 和子)

鶴丸 和子(つるまる・かずこ)

和文化・暦研究家。留学先の英国で、社会言語・文化学を学んだのをきっかけに“逆輸入”で日本文化の豊かさを再認識。習わしや食事、季節に寄り添う心、言葉の奥ゆかしさなど和の文化に詰まった古の知恵を、今の暮らしに取り入れる秘訣を発信。
インスタグラム:tsurumarukazu