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物価の優等生「シシャモ」を洋風に アヒージョ&マリネ絶品2品
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国産のシシャモはとても貴重になってしまいましたが、味がよく似た「カペリン(カラフトシシャモ)」や「キュウリウオ」が、シシャモとして安定した価格で販売されています。日本では干物に加工されたものが主に売られていて、魚焼きグリルなどでシンプルに焼いて食べるのが一般的。しかし、実は洋風に仕上げてもおいしいですよ。今回は夏にぴったりのニンニクを効かせたアヒージョと、さっぱりおいしいマリネをご紹介します。
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パンにもごはんにも合う簡単アヒージョ
シシャモは漢字で書くと「柳葉魚」です。いくつかの言い伝えがありますが、食べ物に困っていた人間に対し、カムイ(神)が楊(やなぎ)の葉を川に流したところ、それが小さな魚になり、人々を飢えから救った――。そんな美しい伝説もあります。シシャモは、晩秋になると川に遡上して産卵。川で産まれた幼魚は川を下り、海で成長して産卵のために再び戻ってくるという生態を持っています。
一夜干しにされたシシャモは、実はオイルを使った料理と相性抜群です。そこでのおすすめが、キャンプ料理としても活躍する「アヒージョ」。ひたひたのオリーブオイルに浸け、弱火でじっくり加熱することで旨味が各段にアップ。パンに合うのはもちろん、ごはんにのせて少量のおしょうゆを垂らしても、おいしいおかずになります。
ちなみにシシャモは、大きければ大きいほど「味が良い」といわれています。ただ、スキレットからあまりにはみ出してしまうと火が通りにくいので、スキレットに収まる大きさのものを選ぶといいでしょう。
○シシャモのアヒージョ
【材料】(直径約15cmのスキレット鍋を使用)
シシャモ(一夜干し) 6尾(カラフトシシャモでOK)
インゲン 2~3本
オリーブオイル 適量
ニンニク 1片
鷹の爪 適宜
塩 小さじ1/2
パセリ 少々
【作り方】
1. パックから取り出したシシャモは、臭みを取るために余分な水気や油分をキッチンペーパーで拭き取る
2. スキレット(小さめのフライパン)にシシャモを並べ、ひたひたに浸かるまでオリーブオイルを注ぐ
3. みじん切りにしたニンニクと輪切りの鷹の爪、塩を2に加え、弱火にかける
4. ニンニクが小麦色になったらインゲンを加え、シシャモが色付いたら火を止める
5. 細かく刻んだパセリを振って完成
※インゲンの代わりに、マッシュルームやエリンギ、玉ネギ、ゴボウ、ブロッコリーなどお好みの野菜を加えてもOK