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納豆と生卵の組み合わせは本当にNG? 栄養をアップさせる“ちょい足し”食材は

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

納豆に生卵かけごはん(写真はイメージ)【写真:写真AC】
納豆に生卵かけごはん(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 7月10日は「納豆の日」。日付の語呂合わせから関西納豆工業協同組合が定めた記念日です。納豆といえば、健康志向の高まりや新型コロナウイルス流行といった背景から、近年消費が増加している食品。物価上昇の影響を受けつつも、家庭の食卓に上がる頻度も多いのでは。せっかくなら、栄養を存分にいただきたいところですよね。「生卵と相性が悪い」という説は本当なのでしょうか? 栄養や食べ合わせなどについて、栄養士の和漢歩実さんにお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

生卵と相性が悪いといわれるのはなぜ?

 畑の肉といわれる大豆が原料の納豆には、人が健康を維持するために不可欠な5大栄養素すべてが含まれています。5大栄養素とは、タンパク質、脂質、炭水化物(糖質+食物繊維)、ミネラル、ビタミンです。

 発酵食品なので消化吸収率が高く、エネルギー(カロリー)が低いのも特徴。腸内環境を整える食物繊維を始め、血栓予防に期待できるナットウキナーゼやイソフラボン、ビタミンK2も豊富です。更年期の不調や骨粗しょう症が気になる人は摂取しておきたい食材といえます。

 またビタミンB群の一種で、血行の促進やコラーゲンの生成をサポートするビオチンも含みます。皮膚や爪、髪を健康に保つといわれ、美容に良いとして近年注目されている成分です。

 生卵と納豆の相性には、このビオチンが関係しています。卵白には、アビジンというタンパク質が含まれていて、ビオチンと結合する性質があるのです。それがビオチンの吸収を妨げるとされ、納豆と生卵の食べ合わせが悪いといわれるようになりました。ちなみに、アビジンは加熱すると結合の働きがなくなります。

 しかし、ビオチンの吸収を妨げるといっても健康に影響があるわけではなく、食べ合わせが悪いとはいえません。納豆にはさまざまな栄養が含まれています。食を楽しみ、おいしく食べる点では、特に気にする必要はないでしょう。また、ビオチンは通常の食生活で欠乏することはほとんどないとされています。

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