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ミョウガの注目すべき栄養素3つ 冷えやむくみに効果あり? 香りを楽しめる切り方も
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教えてくれた人:和漢 歩実
さわやかな香りと風味が特徴のミョウガ。通年流通していますが、旬は初夏から秋にかけてです。一般的にミョウガといわれるのは、赤くふっくらとした花ミョウガ。食べているのは、花が咲く前のつぼみの部分です。日本人に古くから親しまれてきたミョウガについて、栄養士の和漢歩実さんにお話を伺いました。
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日本人に古くから親しまれてきたミョウガ
ミョウガはショウガ科の多年草で、日本では各地で自生しています。日本人に食されてきた歴史は長く、邪馬台国について書かれた「魏志倭人伝」にミョウガとされる記述があったり、平安時代の書物にも登場したりするなど、古くから親しまれてきました。
私たちが食べているミョウガは、花ミョウガとミョウガタケの2つに分けられます。それぞれの違いは食べている部位です。一般的にミョウガといえば花ミョウガを指します。
○花ミョウガ
土の中の茎から顔を出した開花前のつぼみ。独特の風味とシャキシャキとした食感が特徴です。栽培方法の進歩で通年出回りますが、実は旬は初夏から秋まで。収穫時期に合わせて「夏ミョウガ」や「秋ミョウガ」といわれています。前者は少し小ぶりで、後者は大きく、色も鮮やかです。
○ミョウガダケ
ミョウガの若い茎(偽茎)を遮光して育てて軟白化させたもの。淡い紅色と白色をした長細い形状です。春先を中心に出回りますが、栽培に手間がかかるため出回る量は多くありません。