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光熱費が年間で数千円お得に 節約に活用したいキャッシュレス決済4つのコツ

公開日:  /  更新日:

著者:橋浦 多美

高騰中の電気もガスも食料品も…ポイントで取り返そう!

 今年に入っても止まらない値上げの数々。電気、ガス、水道、食料品も続々と値上げされています。節電、節水、節約はもちろんしているけれど……もう限界。では、キャッシュレスで支払うとどのくらいお得になるのでしょうか? 具体例を挙げてみましょう。

○光熱費をポイント還元率1%のクレジットカードで支払った場合
【例:電気7000円+ガス7000円+水道6000円=計2万円を支払い】
 1ポイント=1円として使えることが多いので、月にすると200円、年にすると2400円の節約になります。

 また、光熱費以外の支払いには、電話やインターネットプロバイダー、家賃などの他、所得税、法人税、自動車税、社会保険料、生命保険料、損害保険料、自動車保険料なども。お住いの地域によっては、固定資産税を支払える場合もあります。定期的に支払う・納めるのであれば、ポイントが貯まるクレジットカード払いの方が現金よりも断然お得です。

ポイント二重取り、三重取りも…? 組み合わせでさらにお得に!

ポイントが二重になるコツとは(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ポイントが二重になるコツとは(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 どのキャッシュレスを選ぶかは先にお伝えした4つのコツを参考にしていただきたいのですが、複数の組み合わせによってはポイントを二重取りできます。二重取りの基本は、クレジットカードと電子マネー、QRコード決済の組み合わせです。

【ポイント二重取りの組み合わせ例】
・楽天カードと楽天ペイ
・dカードとd払い
・au PAYカードとauPAY

 他にも組み合わせ次第で還元率が上がるものもありますので、自分にできそうなものがあればぜひチェックしてみてください。

 ちなみに筆者は、ずいぶん前からほとんどの支払いがキャッシュレスです。現金を引き出す手間は時間の無駄。うっかり夜間になってしまい、ATM手数料が取られるなんてさらに無駄ですよね。元々旅行好きなので、フライトマイルだけではなく陸マイルも貯めたいと考えて始めましたが、今となっては現金を使う機会がほとんどありません。今、財布に入っている1万円札は一体いつからあるのだろう……という状況です。

 ただし、節約の基本は「支出しない」こと。ポイント獲得のために支出が増えてしまっては本末転倒です。「支払い方法は金なり」と思ってポイントを上手に使い、節約に取り入れてくださいね。

(橋浦 多美)

橋浦 多美(はしうら・たみ)

1973年11月3日、宮城県仙台市生まれ。フリーアナウンサー、ファイナンシャルプランナー。会社員からフリーランスに転身した時にお金の大切さを知り、勉強を始める。現在はファイナンシャルプランナーや宅建士、証券外務員などの資格を取得し、「しゃべれるファイナンシャルプランナー」として、セミナーやラジオにも出演。家計のモットーは「見栄は張らずに、財布が張る家計」。プライベートでは双子男児の母として、出費が一気に2倍になる教育費と格闘中。著書に「四畳半経済のススメ~コンパクトな家計を実現する87のコツ~」(ゴマブックス刊)などがある。