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お金

家計を良い方向に導く「3つのT」とは 先行き不安な時代に賢くお金と付き合う方法

著者:橋浦 多美

物価が上昇し家計を圧迫…。お金とどう向き合っていくのが正解?(写真はイメージ)【写真:写真AC】
物価が上昇し家計を圧迫…。お金とどう向き合っていくのが正解?(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 物価上昇や社会保障費の増加などで先行きに不安がある中、お金をどのように管理して、なおかつ増やしていけばいいのか……。「そろそろ真剣に考え始めた」という人も多いでしょう。そこで「Hint-Pot」では、ファイナンシャルプランナーの資格を持つフリーアナウンサー、橋浦多美さんの連載をスタート。小学生の子どもを育てる橋浦さんに、これからの時代に必要なお金との向き合い方をリアル目線でレクチャーしていただきます。今回の第1回では「お金に対する考え方」を確認してみましょう。

 ◇ ◇ ◇

お金の悩みは人それぞれ タブー視せずに向き合って

 はじめまして。フリーアナウンサーでファイナンシャルプランナーの橋浦多美です。この記事を読んでいる皆さんには、「お金のことには疎くて……」「使うのは好きだけど貯めるのは……」と苦手意識を持っている方や、「投資を始めたいけど何からやったらいいか分からない」と興味はあるけれど悩んでいる方など、いろいろなタイプがいらっしゃると思います。

 きっと100人いたら100通りの悩みがあるもの。それでいてお金のことは“他言厳禁”のような雰囲気もあります。「家族以外に話すことはない」「いや、家族も実際のところは知らない」という方も少なくないのではないでしょうか。

 日本には昔から、お金の話はタブーのような風潮がありますよね。でも、お金が嫌いな人や不要と思っている人は少ないでしょう。だからこそ、しっかりと付き合っていくのがベストなのだと思います。

 私は昭和48年生まれの48歳、小学2年の双子男児と配偶者との4人暮らしです。高齢出産だったので、教育費はこれから増える一方。しかも、双子なので何事も一気に2人分……。最近は物価も上がって、買い物をする度にため息が出てしまいます。

 だって、大好きなものがどんどん値上がりするんです。パンにパスタ、コーヒーと、挙げたらきりがない……。皆さんもそう感じているでしょう。節約はできる限りしていても、やはり切り詰めるだけでは限界があります。

 私が家計のやりくりで大切にしていることは、「管理」と「節約」、「長期スパンのライフプラン」そして「投資」です。今後の連載では、直面する物価上昇や家計防衛策、賢い家計管理、投資などについてお伝えしますので、どうぞお付き合いくださいね。

預貯金できれば正解だった「昭和」 散財ばかりした大学時代

 私が初めにお金というものを意識したのは、子どもの頃に親から「貯金をしなさい」と言われた時だったと記憶しています。お正月には祖父母がお年玉をくれるのですが、両親は「無駄使いはダメよ~。しっかり預貯金するのよ~」と私に言い聞かせました。そこで両親に従い、お年玉を郵便局に持って行って貯金。すると、翌年のお年玉を預ける時には、何と昨年預けたお金が増えているではありませんか!

 当時は今では考えられないような利息がつき、預けておけば増えるという何ともうれしい昭和の時代でした。そう、その頃は預貯金が正しいお金との付き合い方であり、大正解でしたね。でもその後は、皆さんもご存じのように変わっていきました。

 大学生になり上京した私は、学業そっちのけでアルバイトに精を出しました。当時、親から毎月もらっていた12万円の仕送りと合わせて、大学生にしては結構な額を自由に使えたのです。

 そのお金で流行りの服を買い、友達と飲んだり旅行をしたりして日々散財。あっという間にお金はヒラヒラと飛んでいき、次の給料日目前にはお財布はすっからかんです。お金の正しい使い方はもちろん管理もまったくできておらず、あればあるだけ使う自転車操業。そんなお金の使い方のクセが出来上がっていました。

 そして、そのまま社会人になったからもう大変。会社員になったのでもちろん親からの仕送りは止まり、収入はお給料のみです。当時は手取りで22万円くらいでしたが、家賃に光熱費、携帯電話料金、飲み代……残念ながらまったく足りません。貯蓄なんて夢のまた夢、口グセは常に「お金がない」でした。

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