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からだ・美容

50キロ減量に成功した料理研究家が考案 超簡単で低カロリーな台湾カステラの作り方

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ダイエット料理研究家の鈴木沙織さん。何と50キロの減量に成功した過去が【写真:「毎日食べてもやせられる! 魔法のやせスイーツ」(主婦の友社)より】
ダイエット料理研究家の鈴木沙織さん。何と50キロの減量に成功した過去が【写真:「毎日食べてもやせられる! 魔法のやせスイーツ」(主婦の友社)より】

 減量中だけど甘い物が食べたい! そんな時、我慢せずに食べられる夢のようなスイーツがあれば……と思いますよね。「毎日食べてもやせられる! 魔法のやせスイーツ」(主婦の友社刊)の著者で、自身も何と50キロの減量に成功したという鈴木沙織さんは、元々大のスイーツ好き。そこで減量期間中に、さまざまな低糖質・低カロリーお菓子を考案してきました。今回はそんな鈴木さんが減量に至った経緯と、おすすめレシピをたっぷりご紹介します。

 ◇ ◇ ◇

23歳で最高体重に 健康にも不安が…

 叔母さんが元パティシエだったこともあり、おいしいおやつに囲まれながら幼少期を過ごした鈴木さん。もちろん子どもの頃から甘いものが大好きでしたが、当時は平均体重の普通体型だったそうです。

 しかし、社会人になり実家を出ると、ストレスから食に走るように……。コンビニスイーツの一気食いが習慣化し、いつしか体重はMAX97キロまで大幅増加してしまいました。

 この頃は少し体を動かすだけで息切れ、股関節に痛みが出るなど、日常生活に支障をきたすまでになっていました。しかも、当時23歳にもかかわらず、健康診断の結果はオールD! 「これはさすがにまずい」と、食事の置き換えダイエットを急いで始めますが失敗し、26歳の健康診断でもオールDになってしまいました。

 そこでついに本気で減量をしようと固く決意した鈴木さん。まずは“揚げ物断ち”や“お菓子断ち”で食事制限を始めます。停滞期を迎えたら今度はジムへ。バランスの良い食事と適度な運動で、健康的に痩せていきました。そしてとうとう、体重は50キロ減の47キロに。

 かなりストイックな過程にも思えますが、鈴木さんによると「スイーツが大好きだったので、割と早い段階から自分で作る低糖質・低カロリーのスイーツを解禁していました」とのこと。無理な我慢を続けるのは難しいため、糖質オフやカロリーオフも大切ですが、適度に摂取してストレスオフも心がけることが大切なようです。

レシピ考案中のこだわりと苦労 家族や親族も協力

代用食材を使ったスイーツの開発に四苦八苦したことも【写真:「毎日食べてもやせられる! 魔法のやせスイーツ」(主婦の友社)より】
代用食材を使ったスイーツの開発に四苦八苦したことも【写真:「毎日食べてもやせられる! 魔法のやせスイーツ」(主婦の友社)より】

 減量成功のカギにもなった糖質オフ&カロリーオフのおやつ。レシピを考案する際は、元パティシエの叔母さんにたくさんのアドバイスをもらったそう。2年もの間、試行錯誤を繰り返し、コツコツと積み上げてきました。そうして築いたレシピへのこだわりは以下の5つです。

・低糖質&低カロリーのスイーツになるよう代用できる食材を組み合わせる
・4ステップ以内の少ない調理工程で作れる
・オーブン不使用。電子レンジやトースター、炊飯器で簡単に
・失敗しにくく誰でも簡単に作れるレシピに
・製菓用の特別な型は使わない

 鈴木さんは当時の苦労を次のように語ります。

「レシピを作っている間は、糖質オフ・カロリーオフで味も良く、かつ簡単に! という絶対条件を意識していました。しかし、小麦粉などを使わずに食感が良く、普通のスイーツと味を同等にするための配合は、一度で正解が出ることはありません。また、焼き時間も大切で、調整にかなり苦労しました」

 また、レシピ考案には試食がマスト。そこではこんな苦い思い出も……。

「家族や親戚にも試食を手伝ってもらっていました。ある時、試作したスフレチーズケーキを3ホール出したんです。すると『もう食べられない! おからでお腹が膨れて苦しい! 夕食が入らない!』と言われてしまいました」