どうぶつ
究極のもぐもぐタイム! モルモット集団がスイカを堪能 8.5万人ほっこり「癒やし」
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九州随一の体験型動物園「長崎バイオパーク」(長崎県西海市)は、この夏も動物と間近でふれあうことができるさまざまな企画やイベントを開催しています。柵の設置を極力少なくし、できるだけ開放的な空間で生活している動物たちは約200種2000点。SNSで発信される動物たちの日常風景も大人気です。今回ご紹介するのは、列を成す姿が愛らしいモルモット集団が、1つのスイカに集まって仲良く食べる様子。ふらっと現れた別の動物にも注目です。そんな微笑ましいイベントの様子について、同園飼育員の山本燿一朗さんにお話を伺いました。
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平和な食事風景に現れたヤギ まさかのいいとこ取り!?
7月16日に同園で開催されたプチイベントは、複数のモルモットが輪切りにされた大きなスイカをぐるっと囲み、全員でおいしそうに食べるという内容。群れで生活する習性があり、温和な性格のモルモットたちは、小さなおくちを懸命に動かし始めました。
皮から赤い果肉の部分を目指して食べ進めるモルモット集団。するとそこに1頭のヤギがふらりと現れました。そして「一口ちょうだい!」といった様子で、モルモット集団の頭上から果肉の中央部分をムシャムシャ。
いきなりやってきたヤギにおいしいところを食べられてしまっても、モルモットたちに反撃する気配は少しもありません。他のモルモット仲間を蹴落としてひとりじめしようとすることもなく、みんな仲良くスイカを食べ続けるのでした。
この平和なスイカタイムを収めた動画がツイッター上に公開されると、8.5万件もの“いいね”が集まり、動画の再生回数は200万回に迫る勢いを見せています。
リプライ(返信)には「私はスイカになりたい」「何ちゅー平和な食事生活」「究極のもぐもぐタイム」「すごい癒やしと笑いが詰まった動画ですね」などの声が。仲睦まじい様子にほっこりする人が続出しているようです。
また「おいしいところ持ってかれちゃうよ~」「ヤギさん、いいとこ取り」「ちょっと! おいしいところ!!」と、いきなり登場したヤギに対するツッコミもありました。
モルモットたちは外側の皮部分から食べ始めていましたが、無事に果肉の部分を食べることができたのでしょうか。山本さんによると、ヤギの食べ荒らしぶりはなかなかのものだったそうです。
「ヤギがかなり食べ荒らしてしまいましたが、残った赤い果肉の部分をみんなで少しずつ分けました。モルモット同士でひとりじめする様子がなかったのは、スイカが大きくて持っていくことができなかったため。みんながその場で仲良く食べる形になりました。他に好きな果物にはリンゴがあります」