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筋トレ=脚が太くなる説は間違い! 筋トレで脚をすっきりさせよう

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】

 多くの女性が悩む“むくみ脚”。それを解消するには「脚の筋トレ」が効果的だということをご存じでしょうか? 「根強い『筋トレ=脚が太くなる説』は実は間違いです」と話すのは、元バレーボール選手で、現在は都内で女性専用のパーソナルジムを主宰する滝沢ななえさん。今回の「Hint-Pot」のボディメイク連載では、「“むくみ脚”をすっきりさせる方法 中・上級編」と題し、脚をキュッと引き締める筋トレを教えていただきました。

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筋トレで脚は太くならない! 内ももの筋肉を鍛えてむくみ対策を

 こんにちは、パーソナルトレーナーの滝沢ななえです。今回のテーマは「“むくみ脚”すっきりさせる方法 中・上級編」です。初級編では、硬くなった内ももをストレッチでほぐしていきました。今回は筋トレで、「むくまない脚」を作っていきましょう。

「筋トレをすると脚が太くなりませんか?」と質問されることがありますが、女性の場合、フォームや扱う重量さえ間違わなければ、そうそう簡単に脚は太くなりません! むしろ、脚のむくみ対策には、何よりも筋トレが効きます。

 理由は2つ。「筋肉のポンプ作用」と「引き締め力」がアップするからです。筋肉には「ミルキングアクション」といって、ポンプのようにギュッギュと体液を押し流す働きがあります。ところが、脚の筋肉がしっかりついていないと、ポンプ作用が低下。血液やリンパ液、老廃物がどんどん足元に沈殿し、パンパンに張ってむくんでしまうのです。

「脚がむくむ」「脚痩せしたい」という方の多くは、内ももの筋肉が弱く、プニプニとたるんでいます。それもそのはず。内ももにある「内転筋」という筋肉は、日常動作ではほとんど使われません。ですから、わざわざ鍛えたりストレッチをしたりしないと、どんどん弱く、硬くなり、ポンプ作用も弱くなってしまいます。

 また、内転筋が弱くなると、動作の際、常に太ももの外側の筋肉にかかる負担が大きくなります。すると、太ももの外側の筋肉はどんどんたくましくなり、外側に張っていきます。ですから、内ももを鍛えれば自然と太ももの張りが削れ、脚全体がキュッと引き締まっていくのです。

 筋トレを続ければ、脚が太くなるどころか、血液や老廃物を押し流せる上、レッグラインも引き締まって一石二鳥。早速、今すぐできる簡単な筋トレを2種目お伝えしましょう。