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からだ・美容

脚のむくみは内ももの筋肉不足も一因 内ももを鍛えて今夏はすっきり脚で

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著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】

 脚の悩みの一つに、むくみがあります。夕方頃になると、脚がパンパンにむくんで、靴を履くのもつらいし、疲れるし……と困っている人が多いのではないでしょうか。特に冷房による冷えや水分をたくさん摂ることで、夏はむくみやすい傾向にあります。そこで、「Hint-Pot」のボディメイク連載、今回のテーマは「むくみ脚をすっきりさせる方法 初級編」です。元バレーボール選手で、現在は都内で女性専用のパーソナルジムを主宰する滝沢ななえさんが、むくみにくい脚を作るストレッチ&エクササイズを紹介します。朝晩のルーティンにおすすめです。

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内ももの筋肉の柔らかさを保つことが大切

 こんにちは、パーソナルトレーナーの滝沢ななえです。今回のテーマは「むくみ脚をすっきりさせる方法 初級編」です。多くの女性が悩む「脚のむくみ」。私のジムにいらっしゃる女性のお客さんからも、例えば「スキニーデニムで出かけると、夜帰宅する頃には脱ぐのが大変なくらい、脚がむくんでしまう」といった声をよく聞きます。

 女性の脚がむくみやすい要因の1つに、「骨盤の幅が広い」ことが挙げられます。幅が広いため、脚は体の側面から内側に向かって斜めに伸びている、というイメージ。すると、太ももの外側の筋肉は張りやすい反面、内ももの筋肉はたわんで弱くなりやすい、という傾向が強くなります。

 また、内ももを含む脚の内側は、全身の血液を心臓に戻すための大きな血管である「静脈」が通っています。ところが内ももの筋肉が硬くなると、血液の流れがせき止められてしまい、血のめぐりが悪くなります。すると、脚の下の方に血液や老廃物が滞留し、時間の経過とともにどんどんむくんでしまうのです。

 女性は男性と比べると脚の筋肉が付きにくく、筋肉は弱くなると硬くなります。女性の内ももはたわみやすい上、日常動作ではなかなか使われない筋肉のため、弱くなりやすい。ですから、むくみを防ぐには、硬く、弱くなった内ももの筋肉をやわらかく保つことがとても大切なんです。