いぬ派にねこの魅力を教える使者？　抱っこした瞬間からメロメロ

　話題になったはづきちゃんは元保護ねこ。とうふさんの勤務先で保護され、社内の電子掲示板で里親募集がかけられていました。

「駐車場で鳴いていたのを会社の管理職の方がたまたま見つけ、周囲にカラスがいたので保護したそうです。推定3か月、人馴れはしていましたが痩せていて、ノミやお腹には虫も。付近には民家もなく、普段あまり使用していない駐車場だったので、捨てられた可能性が高いと思います。その日のうちに、社内の掲示板に飼い主募集の案内が掲載されました」

　数日後から会社が夏期休暇に入るタイミングだったため、募集案内は「引き取ってくれる人は本日午後5時までに連絡」という内容に。とうふさんのおうちはペット可でしたが、いぬをお迎えするつもりだったため、ねことの暮らしは考えていませんでした。

「ところが、はっちを預かっていた部署の隣の部署にたまたま出向く用事があり、『ついでにねこちゃんの顔を見てみよう』くらいの気持ちで対面したんです。それまで大型犬としか暮らしたことがなかったので、抱っこした時の小ささや軽さ、華奢さにびっくりしました。たぶんその時に庇護欲が刺激されたんだと思います」

　引き取り先がまだ決まっていなかったため、あっという間に話がまとまり、その日のうちに家族の一員としてお迎えしました。

「はっちとの暮らしは毎日のように『かわいい』が更新されて、毎日笑顔になることができる幸せな生活です。いぬ派だった私にねこの魅力を教えるために出会ったんだなと思えるくらい。なので、できる限りストレスがなく健康で長生きしてくれるよう、ごはん、遊び、お手入れなどなど、はっちのルーティンに合わせています。可能な限りねこ様ファーストです。遊びに誘われたら断りません！（笑）」

　また「捨てねこだったはっちと同じ境遇のねこちゃんが少しでも幸せになってくれるよう、微力ながらできることをしていこうと思いながら生活しています」とも。今や立派な愛猫家になりました。

　そしてはづきちゃんは、人懐っこくて甘えん坊に成長。とうふさんのことが大好きすぎてどこに行くにもくっついて、寝る時も同じ布団だそうです。優しいとうふさんと一緒に、これからもどうぞお幸せに！

（Hint-Pot編集部）