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からだ・美容

コロナ禍で乳がん手術と入院 経験者が語る必要な準備とおすすめ入院グッズ

公開日:  /  更新日:

著者:島田 みゆ

前開きのパジャマはデザインも重要視 注意点は丈

 乳がんの術後は腕が上がりづらくなったり、背中に手を回しづらくなったりする他、着ているものの締め付けが強いと痛みが出るという経験者の声があります。そのため前開きのパジャマと下着は、病院でも「あったら便利です」と聞いていました。術後の脱着にどの程度影響するのかは未知数ですが、動く際のストレスはできるだけない方が安心です。

 それまで普段寝る時は、トレーナーやTシャツにスウェットパンツ。いわゆる「パジャマ」を持っていなかったため、前ボタンの典型的なデザインのものを買いました。

 病院着のレンタルもありましたが、かわいさはゼロ。ファッションを気にする余裕のあるうちは、少しでもテンションが上がるものを! と3~4着用意しました。実際、入院中に同室の方や看護師さんに「素敵ねぇ」と褒められ、ぐっと気持ちも上がりました。

 失敗したのは、シャツの丈が腰下まである長いスタイルのもの。術後は胸からドレーンという管がついているので、丈が長い服は邪魔になってしまい、結局着られませんでした。一般的な長さのものがベストです。

 さらに、下着も前ボタン&マジックテープのソフトブラジャーを3着ほど用意。乳がん患者専用のものでないとボタン部分が当たって痛い、締め付けが強いなどの口コミも見ましたが、私は「グンゼ」と「ユニクロ」で買った2000円ほどもので十分でした。

 下着については、いろんな意味で優先順位が一番高い必需品かと思いきや、実はそうでもありませんでした。術後は胸に胸帯のようなガーゼを巻きますし、病室にいる時は何も着けずパジャマ1枚です。入院中は診察やリハビリに行く時に使う程度。使用シーンはほとんどありませんでしたが、いざという時にはとても便利なので、あった方が良いものです。