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行きつけスーパーの“推し店員” 神業の接客描いた漫画に10万人共感 「プロオブプロ」
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通い始めてかれこれ5年 「第一印象は『全然、他の人とスピード違うな』でした」
なかじょんさんに、“推し”の店員さんとの出会いや影響を受けたことなど、お話を伺いました。
Q. 今回の漫画を描こうと思ったきっかけや理由を教えてください。
「店員さんのことは元々、気になっていました。通っているうちに、ちょっとした気遣いが積み重なっていって『この人を描きたい! 絵に起こしたい!』と思うようになりました」
Q. その店員さんと最初に会った時はどのような印象を持ちましたか?
「店員さんとは、結婚してから通うようになったスーパーで出会いました。かれこれ5年位前のことです。第一印象は『他の人とスピードがまるきり違うな』でした。そして、別の機会に他の店員さんに会計してもらったことで、『彼女のすごさは早さだけではない』と思うようになりました。洗練された完璧さが身に染みていきました」
Q. なかじょんさんから店員さんに話しかけることはありますか?
「作業中は本当に見惚れるというか、『お手を止めてはいけない!』と思い話しかけることはほぼありません。こちらも流れがスムーズになるように、ポイントカードを用意するなどしているので、阿吽の呼吸と言うのでしょうか……。おこがましいですが……(笑)。我々に言葉はいらない、という境地に達しています」
Q. 店員さんの仕事ぶりに、他にも驚いたことはありますか?
「子どもが誤って割ってしまった卵を買い取ろうとレジに持って行ったんですが、笑顔で割れてない商品に代えてくれました。ちゃんと理由も説明したのですが、『いいですよ』と言ってくれました」
Q. 店員さんから影響を受けたことがあれば教えてください。
「会計がスムーズになるよう、ポイントカードを事前に用意したり、ざっくりと見積もって札だけを先に出しておいたり。少しでも流れを乱さないように心がけるようになりました」
Q. 心に残った読者の感想を教えてください。
「皆さんにも“推し”店員さんがいること、そして、その店員さんの技術が素晴らしいにもかかわらず、『他の店員さんと賃金が一緒』『時給が最低賃金』であるということに歯がゆい思いをされている人が多いことを知りました。
また、“推し”の店員さんを『名指ししてお客様の声を届けると、会社によってはお手当が出る』と返事をいただき、翌日早速投函してきました。ご自身が店員さんとして働いている方から『モチベーションにもなるし、うれしい!』というお返事もいただいて、たくさんの人に届けばいいなと思いました!」
(Hint-Pot編集部)