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“日本人”と聞いて警戒するトルコ人紳士 理由に1万人歓喜 「鼻高くなっちゃう」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

「良い国らしい」という情報が各地で流れている日本 「逆にすごい」

 日本人に対する素敵なイメージを伝えてくれた五箇野人さんに、詳しいお話を伺いました。

Q. 「日本は職人の国」と言われた後、どんな風に返事をしましたか?
「まずは、そんなイメージを持っていただいていることに驚きつつも、お礼を言いました。その後に『自分は不器用な一般人なので気にしないでください』という旨をお伝えしました。大将(紳士)は笑いつつも、それでも日本の商品や技術、日本人の仕事に対する真面目さを褒めていただきました。『大将の技術もすごいです』とお伝えした時は謙遜されていました」

Q. 外国人から見た日本のイメージは、「職人」以外にどのようなことが多いと感じますか?
「もちろん、いろんなイメージの方がいらっしゃいますが、『日本=良い国』というイメージを持たれている人が多いと感じます。

 ただ、今回の紳士のように具体的な日本製品などを知っている人もいれば、漠然と『日本=良い』という人もたくさんいました。具体的に知らないのに『日本は良い国らしい』という情報が流れているのは、逆にそっちの方がすごいなぁとも感じます。旅をしていると、先人の日本人の方々や日本文化に感謝する場面が何度もあります」

Q. 五箇野人さんの出会う人は「優しくてキュートな人が多い」と評判です。海外でコミュニケーションを取る際に大切にしていることは?
「そういう出会いに絞ってお届けしてますので、実際は当然いい出会いばかりではないです。ただ、コミュニケーションについては、心から『この国が好きです! リスペクトしてます!』を全面に出しています。それは、どんな濃いローカルエリアに行っても同じです。人種や国籍は関係なく、人と人のつながりの間にリスペクトが欠けていると、向こうもこちらを大事にしてくれないと感じます。

 とはいえ、自分は甚平を着て、『忍』と書いたはちまきを巻いた姿で旅しているので、それが現地の人たちから絡んでいただける圧倒的な理由です。語学力に関しては、英語をちょろっとと、翻訳アプリ頼りと乏しいので、普通の私服で旅をしていたら絶対こうはいきませんね」

Q. 心に残った読者の感想は?
「海外の方から日本人がポジティブなイメージを持ってもらえていることを、読んだ方に喜んでいただけたのが、やはりうれしかったですね。自分も同じ気持ちだったので、共有できて良かったです。特に印象に残ったのは、職人歴の長そうな大将が、仕事への情熱や他の職人への尊敬の気持ちを持ち続けていることを称賛する声です。『確かに』と思いました」

 五箇野人さんが世界中で出会った人との心温まる交流の数々は、ブログ「五箇野人の海外旅行記」でも読むことができます。また、「疲れたなぁ」「海外に行きたいなぁ」と思った時には、単行本「つかれたときに読む海外旅日記」や「続・つかれたときに読む海外旅日記」(ともに小学館刊)も! 今回の紳士との出会いのように、クスッと笑えて心にしみる作品がたくさん収録されていますよ。

(Hint-Pot編集部)