治療費の募金ページも開設　世界がアーサーくんを応援

　鎮痛剤や抗生物質などの投与を受けながら、順調に回復を続けるアーサーくん。一方で、今回の事件の調査はまだ続いています。

　PSPCA法務担当チームは、調査の過程でアーサーくんの飼い主を突き止めました。しかし、アーサーくんは飼い主の敷地から行方不明になり、その後事件に遭遇したため、飼い主が容疑者ではないことが分かっています。

　容疑者が見つからず気を揉む状況の中、飼い主はアーサーくんをPSPCAへ引き渡すことを決断。施設の運営担当などを務めるニコール・ウィルソンさんはこの決断について、「現時点での最良の状況は、施設を通じてアーサーくんがずっと生活することのできる家を見つけることだと判断したのでしょう」と話しています。

　PSPCAは先日、シェルターで暮らすアーサーくんの元気な姿をインスタグラムに投稿。すると1700件近い“いいね”が集まった他、コメント欄には「早く回復しますように」「この子が助けを見つけて生きていることがうれしい」「アーサーに祝福を」「愛と祈りをアーサーに」など、応援や感動の言葉が続々と寄せられました。

　さらに、アーサーくんの治療費の寄付を目的とした専用ページもPSPCAによって開設されました。世界中が奇跡の生還を果たしたアーサーくんの完全な回復を見守っています。

（Hint-Pot編集部）