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斎藤佑樹「高校、大学とあまり本を読んでこなかった」 読書量が増えた今、おすすめしたい一冊は?

公開日:  /  更新日:

著者:関口 裕子

自分の考えを“答え合わせ”できることが読書の楽しみ

斎藤佑樹さん【写真:荒川祐史】
斎藤佑樹さん【写真:荒川祐史】

 この本の中で、藤井さんと瀧本さんはさまざまなジャンルの本を紹介し合っていて、返信にはそれを読んだ感想なども一言加えられています。藤井さんの本や映画、さまざまな体験から引用される言葉も魅力的でした。

 僕は、高校、大学時代とあまり本を読んでこなかったので、今はこれまでの人生で一番読んでいるかもしれません。ジャンルにはこだわらず、まんべんなく読んでいます。特にたくさん読み始めたのはプロに入ってから。僕はじっとしていられないタイプなので、何かしていないと不安になっちゃうんです。受け身の状態でいることが不安というか。

 本を読むのは僕にとって能動的なこと。楽しいのは、自分の考えを“答え合わせ”ができることです。それが僕にとっては一番大きいですね。

◇「藤井保 瀧本幹也 往復書簡 その先へ」(藤井保、瀧本幹也著/グラフィック社)
師弟関係にある写真家2人が、ギャラリーから「二人展」の開催を依頼されたことをきっかけに始めた「写真と言葉」の往復書簡。2019年6月26日から2021年8月19日まで、コロナ禍の間も交換・共有されたさまざまな考えをありのままに収録している。

◇斎藤佑樹(さいとう・ゆうき)
1988年6月6日生まれ、群馬県出身。第88回全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)で投手として活躍し、早稲田実業高校を優勝に導く。ポケットに入れたハンカチで汗を拭う姿が多くの人の印象に残り、「ハンカチ王子」の愛称で親しまれた。早稲田大学への進学後も好成績を残し、2010年にはドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団。2021年10月に引退を発表し、12月1日付で「野球の未来づくり」に関する活動を行うとして「株式会社斎藤佑樹」を設立。現在は同社の代表取締役として活動している。

(関口 裕子)