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あだ名を禁止する校則は必要か 7割超が反対 キラキラネームに悩む人を救う側面も
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「禁止すべきではない」派の声は…「考える機会を奪われる」
一方で「禁止すべきではない派」はどのような意見なのでしょうか。
【禁止すべきではない派】
「あだ名は仲を深める一つのきっかけにもなるので、マイナスな面だけで禁止するのは望ましくないと思う」(女性・20代)
「何がダメで何がいいのかを考える機会を奪われると思うから」(男性・40代)
「ルールに縛り付けて従わせることが教育だとは思わない」(男性・30代)
「嫌なあだ名でいじめられたことはあるけど、気がついた大人が注意するか、嫌だと言える土壌(クラス)を作るべき」(男性・40代)
「禁止にしても、効果がないから(実際そうだった)」(性別非公開・10代)
「苗字にさん付けで呼ばれていたがいじめられていた。あだ名といじめに相関はないと思う」(女性・20代)
「本名が嫌いだったのであだ名に救われてきた」(男性・20代)
「小さい頃、キラキラネームで悩んでいる友達があだ名で呼ばれるとうれしそうにしていたのを今でも覚えているから」(女性・10代)
「いじめの原因はあだ名にあるわけではない」という意見がある一方で、「あらゆることを禁止にしていくことによって、子どもが自分で考えたり判断したりする力が失われていく」と考える人もいるようです。また、「禁止してもなくならない」という諦めに近い声もありました。
全体で75%の人が“あだ名禁止反対派”だった今回のアンケート。男女と年代別の内訳を見てみると、男性では10~60代以上まですべての年代で70%を超えました。女性もすべての年代で60%以上という結果になり、特に10代以下~30代の若い世代は男性と同様にいずれも70%以上となっています。
あだ名は“善”か“悪”か。今後もしばらく議論が続くことになりそうです。
(Hint-Pot編集部)