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酷暑続くも暦の上では秋に 8月の二十四節気「立秋」と「処暑」
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古くから日本では春夏秋冬の四季だけではなく、24の「気」(二十四節気)と72の「候」(七十二候)を、季節の移ろいの目安としてきました。8月はまだまだ暑い日が続きますが、暦の上では秋です。昔の日本人が感じてきた、古き良き季節感をご紹介しましょう。
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文字通り「秋が立つ」立秋 暑中から残暑に変わる頃
太陽の動きに合わせて一年を24に分けたものが二十四節気です。古くはこれが、季節の移ろいを感じる目安として用いられました。1番目の「立春」から季節はめぐり、8月には13番目の「立秋」がやってきます。2022年は7日からです。
立秋は「秋が立つ」という文字通り、初めて秋の気配を感じる頃。立秋以降は夏の名残りの「残暑」と言い、季節の挨拶でも「暦の上では秋となりましたが」や「残暑見舞い」などが使われます。
次第に秋に向かっていく頃ですが、現代では厳しい暑さが続く夏の盛り。名残の暑さを楽しむというよりは、早く猛暑がやわらいでほしい思いの方が強いかもしれません。