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トウモロコシとヤングコーンは「親と子」の関係 栄養価に違いは?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

ヤングコーンの方が多い栄養価とは

皮付きのままグリルしたヤングコーン(写真はイメージ)【写真:写真AC】
皮付きのままグリルしたヤングコーン(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 この他、骨や歯の成分となるリン、ビタミンB群の一つでDNAの合成や血液をつくる時に必要な栄養素、特に妊娠している人には必須とされる葉酸も含まれています。

○リン
トウモロコシ 100ミリグラム
ヤングコーン 63ミリグラム

○葉酸
トウモロコシ 95マイクログラム
ヤングコーン 110マイクログラム

 以上から、トウモロコシの方が、栄養価が高いことが分かります。ただ葉酸については、ヤングコーンの方が多く含まれています。

 これまで加工されたヤングコーンしか食べたことがなかった人も、もし来年、皮付きのものを店頭で見かけたら、ぜひ旬の味わいを楽しんでください。成熟したトウモロコシと味や食感の違いを比べてみるのも良いですね。

(Hint-Pot編集部)

和漢 歩実(わかん・ゆみ)

栄養士、家庭科教諭、栄養薬膳士。公立高校の教諭として27年間、教壇に立つ。現在はフリーの立場で講師として食品学などを教える。現代栄養と古来の薬膳の知恵を取り入れた健やかな食生活を提唱。食を通して笑顔になる人を増やす活動に力を注いでいる。
ブログ:和漢歩実のおいしい栄養塾