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夏の味覚トウモロコシ 減量目的でごはんとの置き換えは可能? 意外なカロリーとは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:和漢 歩実

茹でたトウモロコシ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
茹でたトウモロコシ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 夏が旬のトウモロコシ。お盆が過ぎても「まだまだ食べたい!」という人は多いでしょう。甘くて食べやすいのでつい食べすぎてしまいますが、カロリーは高めなのでしょうか? 気になる栄養素や減量に向いているのか? などについて、栄養士の和漢歩実さんにお話を伺いました。

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野菜ではない? 世界三大穀物の一つ

 トウモロコシは、イネ科の植物で分類上は穀物です。米、小麦と並ぶ「世界三大穀物」とされ、世界中で食べられています。元々は中南米の暑い地域の作物でしたが、次第に寒い場所でも作られるように品種改良され、世界各地で生産されるようになりました。

 用途も多彩で、コーンフレークやコーンスターチなどの加工品、飼料や工業用アルコールにも利用されています。デントコーンやポップコーンなどさまざまな品種がありますが、野菜として食べられているのはスイートコーンと呼ばれるものです。

 スイートコーンはその名の通り甘味が特徴で、茹でても、焼いても美味。「ハニーバンタム」がよく知られていますね。近年、日本では品種改良が進み、甘味がより強いもの、生食が可能なものも出回っています。黄色と白の2色が混じっている「バイカラーコーン」は、強い甘味と粒の皮のやわらかさで人気です。