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「家を買おう!」と思ったら…まず考えるべきポイント3つ “気持ち”を整える方法とは

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

ポイント2:早く買うとローン返済も早く終了 購入年代別のメリットを考える

年代別にさまざまなメリットとデメリットが(写真はイメージ)【写真:写真AC】
年代別にさまざまなメリットとデメリットが(写真はイメージ)【写真:写真AC】

「なぜ自分は家を買うのか」をはっきりと自覚した後は、もう少し踏み込んだ情報でさらに気持ちを整えましょう。そこで役に立つのは、購入する年代別のメリットとデメリットに関する知識。清水さんによると、これを知ることで自分にとっての“買い時”を判断しやすくなるそうです。

○20代で家を購入するメリット
・ローンの返済が早く終わる
・老後資金を貯めやすい
・売却のチャンスが多い

○20代で家を購入するデメリット
・ライフプランを立てにくい

「この年代で最大のメリットは、ローンの返済が早く終わること。ただし、ライフプランが立てにくい年代でもありますから、『今本当に持ち家が必要なのか』をよく考えて、買い時を見極めていただく必要があるでしょう。状況次第では一度買ったものを手放さなければならなくなるリスクもあります」

○30~40代で家を購入するメリット
・収支計算がしやすい
・教育資金が予測しやすい
・仕事の方向性が見えている

○30~40代で家を購入するデメリット
・30代:子どもの養育費について計算が難しい場合がある
・40代:長期の住宅ローンを組むとリスクが高くなる場合がある

「仕事に落ち着きが出るなど、20代と違ってある程度は将来の計画を立てやすくなる年代です。人生で一番大きな買い物になる可能性が高いため、心理的プレッシャーもあると思いますが、逆にこの年代を逃すと住宅ローンの完済が定年後になるケースも。最も安心して購入でき年代ともいえますね」

○50~60代で家を購入するメリット
・相続を見越して購入ができる
・コンパクトな部屋で良いので購入価格が低くなる
・収支計算が容易にできる

○50~60代で家を購入するデメリット
・定年後にライフスタイルが変化した場合を考慮する必要がある
・退職後に収入が減る状況を見越して予算計画を立てる必要がある

「この年代ではお子さんがすでに自立していることも多いため、ライフプランの中でも老後を見据えた選択が必要になり、選ぶ物件も少し変わってきますね。例えば定年退職後に自宅で過ごす時間が増えると、求める間取りが以前と変わることも。また、自身の健康状態やパートナーとの別れなども冷静に考慮していただいた方が良いでしょう」