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マイホーム購入で夫婦の意見は食い違いがち? 「夫は自分の趣味の部屋を作りたいと」
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マイホームとは、人生においてそう頻繁にはない大きな買い物。今後の人生にも大きく関わってくるものだけに、夫婦それぞれが納得して「これで良かった」と満足できるマイホームが理想ですよね。しかし、購入にあたって夫婦間で意見の相違が起こった時、経験者たちはどのように乗り越えたのでしょうか。また、意見が分かれがちな部分とは? 購入経験がある既婚者たちの声を聞いてみましょう。
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夫婦間で意見が合わなかったことの第1位は「間取り」
株式会社AlbaLinkが運営する「訳あり物件買取プロ」は2021年11月、「家を購入する際の意見の相違」に関する調査を実施しました。対象はマイホームの購入経験がある既婚者500人(女性334人、男性166人)です。
まず「家を購入する際、夫婦で意見の相違があったか」を尋ねる設問では、「たくさんあった」(15.2%)と「少しあった」(41.6%)を合わせると、「あった」という回答は56.8%でした。半数以上の夫婦の間で意見の相違があったことが分かりました。
では、意見が合わなかったのはどんなところだったのか? トップ3と実際の声を3位から順に見てみましょう。
【第3位「内装・デザイン」56人】
「デザインにもお金をかけたい妻と、デザインはどうでもよくて、とにかく費用を抑えたい夫で度々話し合った」(20代・女性)
「壁紙の色調や外壁の色など見た目に関する部分でそれぞれの好みがあるため、意見が合わないことがあった」(30代・男性)
「夫は壁も床も全部真っ白が好みで、私はダークブラウンを使ったインダストリアル風が良かった」(40代・女性)
デザインは各自の感覚やセンスによって好みが大きく分かれるもの。また、こだわりたいとある程度の出費を受け入れる気持ちがあっても、配偶者に興味がなければ費用の面で折り合いがつかないこともあるようです。
【第2位「立地条件」78人】
「私は通勤に便利な駅の近くが良かったのだが、妻は車で買い物ができる郊外を望んだ」(40代・男性)
「夫は会社の近くが良く、私は子どもの学校地区を一番に優先したのでお互いに意見が分かれた」(30代・女性)
「お互いの実家が近いところにするか、遠くにするかでだいぶ意見が分かれた」(20代・男性)
夫は通勤の利便性を、妻は生活環境や子どもの生活を考えて意見が分かれたケースが多かったようです。家族全員にとって便利な場所であればベストですが、なかなかそうもいかないものですよね。誰かが我慢をしなければならなかったり、妥協点を探したり、悩みどころは多そうです。
【第1位「間取り」81人】
「私は将来を見越した設計をしたかったが、夫は自分の趣味の部屋を作りたいと言った」(30代・女性)
「子どもたちの部屋を2部屋取るか、1部屋にして将来的にパーテーションや簡易な壁を設置して分けるかで意見が分かれた」(20代・女性)
「2階建ての階段を吹き抜けにするかしないかで分かれた」(20代・女性)
「玄関の位置や階段の位置をどうするかで意見が分かれた」(30代・男性)
年月とともに、暮らす人の年齢や家族構成は変化します。そのため、生活に適した間取りも変わってくるものです。今現在の生活スタイルに合った間取りにするのか、それとも先を見越した間取りにするのか、その価値観は夫婦といえども異なることもあるのでしょう。この辺りは、将来的なビジョンのすり合わせも必要になります。