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コンセント位置と数も…マンション購入時の見学 プロが教えるポイントと必須アイテム
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マンション内見で持参したいアイテムは?
確認すべきことがたくさんある見学。現場での作業をスムーズに済ませるためには、確認事項の事前準備に加えて、持参アイテムを揃えておくと安心です。
【見学に持参したいアイテム】
1. 間取り図(その他図面類)、仕様書
「家賃や設備などの情報が書かれた用紙です。現場でも配布されますが、見落としがないよう事前に目を通して“予習”しておくと安心。現場では実際と比べて差がないかも重要なポイントになります」
2. 懐中電灯
「新築の場合、電気がまだ通っていない可能性もあります。クローゼットや台所の棚など、収納の奥をじっくり見るのに便利です」
3. メジャー
「窓など開口部の幅や収納のサイズなどを測るものです。入居の際に持参する予定の家具を事前に測っておくと、間口が狭すぎて部屋に入れられない、間取りと合わないなどのトラブルが防止できるでしょう」
4. デジタルカメラ(スマートフォン)
「複数物件を回る際の整理用に必須。見学の様子を動画で残しておくと感覚を思い返しやすいでしょう」
5. 筆記用具(メモ帳とペン)
「不動産会社の説明をメモするためです。また事前に質問事項をまとめておき、当日メモすると良いですよ」
オンライン内見ってありなの? メリットとデメリットは
いくら時間をかけても足りないといえるほど重要な見学。とはいえ、新型コロナウイルスの流行状況や仕事の都合など、あまり気軽に外出できないという人もいるでしょう。そこで活用したいのが「オンライン内見」です。清水さんによると、やはりコロナ禍で再注目されているそう。
「コロナ禍前からあったサービスで、弊社でも2018年から『VRで内見できるサービス』の提供を始めました。内見希望者の居住地が遠方の場合や複数の物件を見たい場合、入居中で内見できない場合などを想定したものですが、こうしたオンラインでの内見はコロナ禍を機にニーズが高まっている印象を受けます。
ただ、やはり実際に見学した方が情報量は多いので、特に周辺環境や匂いを確認したい場合は実際に足を運ばれた方が良いでしょう。候補物件がたくさんある場合、まずはオンライン内見である程度絞り込んでから現地に出向くという活用法もありますね」
アットホームが2021年9月に公開した「不動産のプロが選ぶ! 『オンライン内見で気をつけるポイント』ランキング」(※2)では、次のようなケースがコメントで寄せられていました。調査対象はオンラインでの内見をご案内したことがあると回答した全国のアットホーム加盟店158店です。
「検討しているお部屋をいくつかオンライン内見し、その中で一番気に入ったお部屋を今度は実際に内見されたお客様に、『効率的に決めることができた』と言っていただけました」(東京都)
「遠方にお住まいの未成年の方でしたが、保護者の方がご一緒に東京に来られないようでしたので、重説が聞けて質問もできたので喜んでいらっしゃいました」(東京都)
また、気をつけたいポイントとしては1位「当日までにアプリやシステムなどの準備をしておく」(62.0%)、2位「パソコンやスマートフォンを充電しておく」(51.3%)、3位「安定した通信環境を整える」(40.5%)という結果が出ています。
大きな買い物だけに、後悔はしたくないもの。内見前にやるべきことを決めるなどしっかり準備しておくと、現場で焦ることも少なくなるでしょう。入念な準備に勝るものはありません!
(※2)調査対象:オンラインでの内見をご案内したことがあると回答した全国のアットホーム加盟店158店
(Hint-Pot編集部)