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夢の一戸建て購入 見学で押さえておくべきポイント4つ プロが教える必須アイテムは
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見えない部分もしっかり確認 建物状況調査(インスペクション)とは
一戸建ての場合、購入後は建物の管理をすべて自分で行う必要があります。そのため、中古を購入する時はできるだけ状態の良いものを選んだ方が安心……ですが、それがすぐに分かれば苦労はありません。そこでプロの手を借りる方法が「建物状況調査(インスペクション)」です。
「インスペクションとは、中古住宅がどのような状態になっているのかをチェックする調査です。登録期間での研修を終え『既存住宅状況調査技術者』として登録した建築士が、目視や非破壊検査など建物の構造耐力や雨水の侵入などについての調査を行います。
平成30年の改正宅地取引建物業法施行から、中古住宅の売買時はインスペクションの説明が義務付けられていますが、これはインスペクション自体の実施義務ではなく、実施していた場合にその内容を重要事項として説明する義務です。もし未実施の場合は、不動産会社経由か自分で依頼することになります」
インスペクションには3つの種類があり、精密さが異なります。目視と非破壊検査によるものという部分には注意が必要です。
「例えば、居住中の住宅を目視する場合、移動できない家具があると見えない構造部分は調査できません。また、排水・給水設備や配管といった水回りの状態は調査に含まれないため、オプション調査が必要になります。求める安心の大きさと予算に応じて、依頼する内容をアレンジしてみてください」
【既存住宅現況調査】
日常生活を問題なく送れるかを判断。目視がメインのため時間と費用はあまりかからないが、あくまでも性能の有無を確認するもののため、瑕疵(かし)を発見できるわけではない。
【既存住宅診断】
目視と非破壊検査を実施するため、既存住宅現況調査より精密。瑕疵の可能性を厳密に判断できるが、費用と時間がかかる。
【性能向上インスペクション】
どこまでのリフォームに耐えられるのかを判断。中古住宅の販売時にはあまり実施されない。
6回にわたってお届けしたマイホーム購入ビギナー向けレッスンも今回で最後。“買い物”の一つではありますが、ライフプランやお金、理想とする暮らし方、価値観など、たくさんのことを考えて見直す貴重な機会でもあります。また、夢や理想を家族とじっくり話し合うことで、絆を深めることができるかも。今度の休日は、家族のコミュニケーションを兼ねた物件見学もいいですね。
(Hint-Pot編集部)