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持ち家の資産価値はどこで決まる? 将来的に高く売却できる物件を見極めるポイント

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

自然あふれる公園の近くといった要素も資産価値の高さにつながることが(写真はイメージ)【写真:写真AC】
自然あふれる公園の近くといった要素も資産価値の高さにつながることが(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 マイホーム購入にはライフプランを踏まえた入念な検討が必要ですが、将来が予想通りに進まないこともありますよね。近年はIターンやUターン移住を選択し、マイホームを売却するというケースも増えています。そこで購入前から意識しておきたいのは、マイホームの資産価値。マイホーム購入ビギナーが最低限知っておきたい知識をお伝えするこの連載。第4回は「資産価値を決める基本のポイントと修繕費用」です。不動産情報サービス大手「アットホーム株式会社」の広報・清水桃花さんにレクチャーしていただきました。

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資産価値を決めるポイントは構造や利便性

 マイホーム購入が他の“買い物”と異なる点は、購入した住居がそのまま資産になること。そのため、購入時は資産価値についても検討する必要があります。とはいえ、その価値を決める要素とは一体何なのか? 一戸建てとマンション、ともにまず押さえておきたいのは以下の3つです。

【資産価値の高い家3つのポイント】
・構造がしっかりしている
・利便性が高い
・安心して住める

 清水さんによると、重要なのはまず自分にとって大切なポイントを見極めること。また、3つのポイントを購入前に調べるのは意外と簡単だそうです。

「住宅は年月を経ると老朽化するものですが、耐久性が高く構造が丈夫なら劣化速度も穏やかです。修繕やメンテナンスをしっかりと行っていれば、資産価値が高いとみなされる可能性が上がります」

 また利便性は駅からの徒歩分数を目安にしましょう。物件の概要にはだいたい記載されているので、自分で調べるのも簡単です。安心して住める物件は、自治体が作成しているハザードマップで確認を。国土交通省が開設しているウェブサイト『ハザードマップポータルサイト』を使うと、日本全国のものも見ることができますよ」

 また、一戸建てとマンションで異なるポイントもあります。

【マンションの資産価値】
・鉄筋コンクリート・鉄骨造で頑丈なため耐用年数が長く、構造面で強固
・立地の良さ

【一戸建ての資産価値】
・建物が劣化しても最終的には土地が残る

「都市部では駅に近いマンションが多いため、利便性では一戸建てより上になるケースがあります。一方、一戸建てでもバス路線が発達している、大型商業施設が近隣にある、美しい公園があるなどの要素は資産価値が高いとされる場合も。また、最大のポイントは“土地が残ること”です。一戸建て物件を探す際には“土地選び”を意識した方が良いでしょう」