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少女漫画を読んだママ 楽しめない理由に約4万人が共感 「現実を知ると…」
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青春や恋愛、人間ドラマ、SF、ファンタジーなど、さまざまなテーマで読者を魅了する日本の漫画。自由な発想力が作るさまざまな世界観は、日本のみならず世界の読者を惹き付けています。でも中には、実際の生活になじみがありすぎる設定も。少女漫画を読んで思わず親目線になってしまった……というママの2コマ漫画が3.8万件の“いいね”を集めています。作者の吉田▼マンガ描き(@irakoir)さんにお話を伺いました。
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少女漫画に登場した3姉妹にリアル子育てが重なって
吉田さんは小学6年生と3年生の娘さん2人を育てるママ。自身のツイッターアカウントの他、ブログ「大阪おでこ姉妹」でも日常をテーマにしたエッセイ漫画を発表しています。
吉田さんは元々、アニメや漫画が大好き。今回話題になった2コマ漫画は、吉田さんが久しぶりに少女漫画を読んだ時のエピソードを描いたものです。
ある日、娘さんから少女漫画雑誌を借りて、胸を弾ませながらページをめくった吉田さん。漫画に登場するのは中学生の3姉妹ですが、それぞれ1年生から3年生という年子の設定に思わず「三年連続年子??」と反応してしまいました。
物語の大事な部分はそこじゃない……と分かっていながらも親目線に。「育てるの大変だったろうな……」と自身の子育て経験と重ねてしまい、妄想が止まらない状態になったのでした。
「少女漫画が楽しめなくなる」という嘆きとともにツイッターで公開されたこの漫画は、何と3.8万件の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「分かる~。歳が離れすぎてる兄妹にもいろいろ想像しちゃう……」「現実を知るといろいろ夢やおとぎの世界が楽しめなくなりますよね」「毎年受験とか、成人式とか頭も懐も痛くなりそうですね」と、共感の声が続々。
また「『クレヨンしんちゃん』でさえ親目線で見てしまい、みさえのすごさに圧倒されます」「人形劇『サンダーバード』の設定が男の子5人ほぼ年子。知った時背中に震えが走りました」「高校生がやたらおしゃれな服着てしょっちゅう遊びに行ったりしてると『どこにそんな金があんねんっ!』とツッコみたくてしょうがない」など、同じような妄想体験の報告もたくさんありました。
さらには「私のことだ」「3姉妹年子の長女です。母は大変だったと思いますが、本人に聞くと必死でもう忘れたな~と言ってました。笑」「僕の弟たちも3、4、5番目が3連続年子です」と年子“当事者”の方からの声も多く寄せられています。