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少女漫画を読んだママ 楽しめない理由に約4万人が共感 「現実を知ると…」
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「先生と恋愛は絶対しちゃダメ!」今時の少女漫画に触発される親心
子どもの頃には純粋に楽しめていた漫画が、大人になるとついつい余計なところに感情移入。反響からはかなり多くの人が体験している出来事のようです。作者の吉田さんに詳しいお話を伺いました。
Q. 今回のエピソードを描こうと思った理由を教えてください。
「子どもが少女漫画雑誌を読む年齢になり、数十年ぶりに私も読んでみたんです。するとツッコミどころが増えてしまっていたので、漫画にしようと思いました」
Q. 現在人気の少女漫画雑誌には、吉田さんが子どもの頃から出版されているものもあります。その中では“何派”でしたか? 理由や一番心に残っている作品を教えてください。
「『なかよし』(講談社発行)派でした。学園恋愛ものが大半だった連載の中に、『セーラームーン』という作品が颯爽と現れたんですよ。女の子の戦隊ものが新鮮だったので印象に残っています」
Q. 吉田さんは、どれくらいの頻度で長女さんの漫画雑誌を読んでいますか? その際に抱いた感想も教えてください。
「娘は月刊紙を購読しています。私はそれを読んで『その俺様系の彼、結婚したらモラハラ夫になりそうだから気をつけて!』『先生と恋愛は絶対しちゃダメ!』『10代の子たちだけで共同生活は親御さんが心配するでしょう……』といったことを考えていますね」
Q. ご自身が子どもの頃に読んでいた漫画と比べて、現在の漫画で変わったと感じる部分はありますか?
「私は80年代から90年代初頭の少女漫画を読んでいました。当時の漫画は、登場人物たちの“待つ時間”が長かった気がします。今はLINEですぐにコミュニケーションが取れるので、すれ違いが少なくていいなと感じますね」
Q. 心に残った読者からの感想を読んで気づいたことを教えてください。
「子育てされている方からは『分かる』と共感していただいたことと、ご自身が年子の方が育ててもらったご両親に感謝されていることが印象的でした」
(Hint-Pot編集部)