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漫画

故人からの贈り物 夏の夜の切ない物語に約7万人感動「素敵な温かい話」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:羊の目。(@odorukodomo8910)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:羊の目。(@odorukodomo8910)さん】

 ご先祖様があの世に戻るお盆の終わりは、どこか切ない雰囲気が漂います。ご先祖様が無事に戻れるよう、庭先や玄関先でおがらを焚く「送り火」という風習を行う地域があります。今回ご紹介するのは、そんな送り火をテーマにした創作漫画。おばあちゃんと孫のやりとりが「素敵すぎる」「エモい」と話題になり、ツイッター上で6.9万件もの“いいね”を集め話題になっています。作者の羊の目。(@odorukodomo8910)さんに詳しいお話を伺いました。

 ◇ ◇ ◇

お盆明けに毎年1本タバコをくゆらせるおばあちゃん

 送り火も焚き終わった盆明けの夜から、物語は始まります。孫娘に精霊馬について教えてあげるおばあちゃん。会話が一段落すると、「さてと……じゃああたしはちょっくら……」と1人、勝手口から外へ。そして、タバコに火をつけると、煙をふかし始めました。

 後を追って外に出てきた高校生の孫息子・諒一は「その匂いがすると今年のお盆も終わりだなって思うよ」とおばあちゃんに話しかけます。実は、数年前に夫を亡くしていたおばあちゃんは、毎年盆明けになると、おじいちゃんの形見のタバコを1本だけくゆらせます。それが、おばあちゃんなりの「送り火」でした。

 しかし、箱の中身はあと3本と残りわずか。「すべてのタバコが灰になった時があたしの人生の潮時かね」と、おばあちゃんは箱の中を見ながら少し弱気なことを言います。すると、横で見守っていた諒一は、あるものをさっと取り出しました。

 それは、おじいちゃんが好きなタバコのカートン。おばあちゃんは未成年の諒一がタバコを持っていることをとっさにとがめますが、諒一は、これは生前のおじいちゃんが託していったものだと説明します。おじいちゃんは「この先ばあさんが寂しそうにしていたらこのまま渡してやってくれねぇか」と諒一に頼んでいたのでした。

「1年に1本火つけてもあと200年はかかるぜ」

 そんな諒一の言葉に、先ほどまで弱気だったおばあちゃんも笑顔を取り戻し「全部につけろってか」とツッコみます。そして、最後には「当分長生きしなくちゃいけなくなっちまったね」と、空に向かってつぶやくのでした。

 ちょっぴり切ないけれど、心温まるお話は大きな話題になり、ツイッターで6.9万件もの“いいね”が集まりました。そしてリプライ(返信)には「素敵な温かい話」「エモい」といった感動の声が。

 また「2年前におじいちゃんおばあちゃんが同時期に亡くなって、2人ともタバコを吸っていたので墓参りに行くと墓前で一緒に吸うのが2年前からの決まり事のようになっています。今年のお盆も一緒に吸ってきました」など、同じように弔いをしているという人もいました。

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