「接客業がもっと楽しいと思えるような世の中になればいいな」

　元接客業のかるめさん。漫画家としては、24日に初の単行本「今日も飯がうまい！　食べる幸せあるある」（KADOKAWA刊）を出版します。今回話題になった作品について、詳しいお話を伺いました。

Q. 今回のエピソードを漫画に描いた理由は？
「つい最近の出来事で、研修中の女の子が一生懸命説明してくれたのが印象的でした。そこで、聞く方の姿勢も大事だなと思ったのがきっかけです」

Q. 模範客を演じるようになったのはいつ頃からですか？　またそのきっかけは？
「20代前半頃からです。きっかけは、接客業に就職して接客の大変さを理解したこと。それからは、店員さんに少しでも良い対応をしようと心がけるようになりました」

Q. 模範客としてのポイントは、どのように体得しましたか？
「接客業で数年間働いていた中で、『このお客さんは対応がしやすくてありがたいな』と何度か思ったことがあります。その方たちから学びました」

Q. 予定になかったファンデーションも購入したのは、どのような流れだったのですか？
「15分ほど接客された中で、たまたまファンデーションが目についたのでチラッと質問したんです。すると丁寧にたくさん答えてくれたので、思わず買ってしまいました」

Q. 購入してお店を出られる際、新人さんはどんな様子でしたか？
「最後までニコニコしていて、深々とお辞儀をしてくださいました」

Q. 心に残った読者の感想は？
「『私も接客業をしているので気持ちが分かります』や『私も今後こう対応しよう』などという感想が印象的でした。接客業がもっと楽しいと思えるような世の中になればいいな、と思いました」

（Hint-Pot編集部）