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どうぶつ

盲導犬候補の子犬と過ごす最初で最後の夏休み 1泊旅行は大成功 成長ぶりに感心

公開日:  /  更新日:

著者:和栗 恵

あの夜のリベンジ!? ジェニーの成長に感動ばかり

 お部屋でのジェニーは、子どもたちと一緒になってかくれんぼに夢中。コテージタイプのとても広いお部屋だったので、あちこち歩き回って楽しんでいました。

 心配していたのがレストランでの食事です。ゴールデンウィークに江の島エリアのレストランに入った際、興奮しすぎて落ち着きをなくしてしまったジェニー。最終的には車中でのお留守番になったことが、私の頭の片隅にありました。今回の旅行も、初めのうちは「大丈夫かな?」とドキドキしっぱなし。でも、ほんの数か月で思っていた以上に成長していたようで、すべて杞憂に終わりました。

 夜に食事をしたレストランは他のお客さんたちと一緒になるので不安は大きかったのですが、旅行前に相談した日本盲導犬協会の方から「ジェニーなら大丈夫!」と太鼓判をいただいていたので、勇気を出しました。

 入店する直前に「シット(お座り)」や「ダウン(伏せ)」をさせると落ち着く、との助言もいただいたので、パパと子どもたちは先に入ってもらい、私とジェニーはエントランスで一呼吸。少し時間をおいてから入ることで、ジェニーも「ここではしゃいじゃダメなんだな」と理解してくれた気がします。

 レストランには他のわんちゃんもいましたが、その姿が目に入っているのかいないのか、ジェニーはとても落ち着いた様子。プールやお部屋でたくさん遊んで疲れていたのもあると思いますが、「ダウン(伏せ)」をさせたら、伏せたまま2時間ほどおとなしくしてくれたんですよ。

食事中、静かに待っていたジェニー【写真提供:日本盲導犬協会】
食事中、静かに待っていたジェニー【写真提供:日本盲導犬協会】

 おかげで、家族揃ってゆっくり食事を楽しむことができました。この旅から戻った後は、ジェニーと一緒に犬OKのカフェに出かけるようにも。犬を飼うと、こうして一緒にお出かけする楽しみがあるんですね。知る機会を与えてくれたジェニーに大感謝です。

ジェニーの成長により、思わぬ寂しさも!?

 これまでのジェニーはどんな時でも私にベッタリで、私がトイレに入る時ですらドアを少し開けておかないとクンクン鼻を鳴らしてくるほど甘えん坊。でも夏休みに入り、子どもたちと一緒にいる時間が増えたせいか、それともジェニー自身が成長したせいか、他の家族のところにも行くようになりました。「あれ? ジェニーがいない?」と思っていると、長女の部屋でお昼寝していることも。

リビングに布団を持ち込んでジェニーと寝る特別な夏休み【写真提供:日本盲導犬協会】
リビングに布団を持ち込んでジェニーと寝る特別な夏休み【写真提供:日本盲導犬協会】

 また「ジェニーと一緒に眠りたい」という子どもたちの願いを叶えるため、リビングにお布団を持ち込み、ジェニーの近くで一緒に眠ることもあります。長女がジェニーに教えたちょっとした“芸”が我が家のブームにもなりました。そうして家族みんなが、ジェニー中心の夏休みを満喫しています。

(和栗 恵)