物語の背景を深読みして涙する人も続出

　しかし4コマ目で明かされたのは、衝撃の事実。男性が口にしていた「しょうゆ」は、先月亡くなった愛猫の名前だったのです。

　予想を裏切るこの結末は大きな反響を呼びました。ツイッターでは4万件を超える“いいね”を集めた他、「えぇ話やった……」「いつか自分にもこういう日が来ると思うとつらい」「私もペットロス状態の時になった……」「よく見たらちゃんとしょうゆあるもんね……（涙）」など、多くのリプライ（返信）が寄せられています。

「ねだられるままに、しょうゆちゃんにお刺身あげてたんでしょうね……」など、物語の背景を考察する声も。「普通に考えるとギャグ漫画なんだろうけれど、飼ったばっかりで名前付いてない頃、お父さんがお刺身を食べる時に『しょうゆ』ってお母さんに催促しつつお刺身をあげていたら、自分の名前だと思って返事するようになって『しょうゆ』って名前になったとか妄想してしまうと涙が出てくる」と、感想を読んでいる側も泣ける秀逸な“設定”もありました。

　ひつじこさんはリプライを読んで、「感動していただいた方や家族の猫ちゃんを思い浮かべていただけた方が多いのが印象に残りました」と語っています。また、しょうゆ皿が1コマ目からさりげなく描かれていることに気づくなど、細部まで見ている人がいる事実にも驚いたそうです。

　ひつじこさんは、オリジナル4コマ漫画で人気のキャラクター「元気ないきもの」シリーズのLINEスタンプやグッズも販売中。ゆるくてキュートな動物たちのイラストは、思わず揃えたくなるかわいさですよ。

（Hint-Pot編集部）