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タワマン高層階の強風が嫌すぎる…引っ越したい妻と趣味を押し通す夫 解決法は?
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教えてくれた人:姉帯 裕樹
あえて風の強い日を選んで内見に行く手も
麗香さんを悩ませる風切り音は強風で発生するため、建物の高さと相関性があります。高くなればなるほど風が強くなるからです。もちろん、建物自体が揺れることも多々あるのだとか。
「揺れも風切り音も、タワマンの高層階にはつきもの。これはもう対処のしようがないので、つらい方は引っ越す以外に方法がないかもしれません。または、風に強いデザインを採用しているタワマンを選ぶしかないでしょう」
20年以上の経験を持つ不動産のプロ、中目黒「コレカライフ不動産」の姉帯裕樹さんは、ズバリと言い切ります。
「丁寧なデベロッパーなら、揺れなどのデメリットをしっかり説明するはずです。配偶者さんがそうしたことを気にするタイプではないのなら、もしかしすると聞き飛ばしてしまっているかもしれません。
風切り音も、現在の気密性が高いマンションならではのデメリット。ベランダ側と廊下側にある通気口を確認し、空気が通りやすいようきれいに掃除をするか、逆にふさいで風が通らないようにすると解消されることがあるようです。試してみてはいかがでしょう。
ベランダや窓のサッシが風で共鳴したり、意外なところで音が鳴ったりするのも、高層マンションのデメリット。これから購入を考えている方で、揺れや音に敏感な方は、あえて風の強い日を選んで内見に行くことをおすすめします」
(和栗 恵)
姉帯 裕樹(あねたい・ひろき)
「株式会社ジュネクス」代表取締役。宅地建物取引士の資格を持ち、不動産取り扱い経験は20年以上を数える。独立した現在は目黒区中目黒で不動産の賃貸、売買、管理を扱う「コレカライフ不動産」として営業中。趣味はおいしいラーメンの食べ歩き。