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カップ麺は水でも作れる 何分待てばおいしい? 4種類試してみた

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

うどん、そば、焼きそばも挑戦 水で作ってみた

カップラーメン以外にも、うどん、そば、焼きそばに挑戦!【写真:Hint-Pot編集部】
カップラーメン以外にも、うどん、そば、焼きそばに挑戦!【写真:Hint-Pot編集部】

 ラーメン以外も水で作って食べられるのでしょうか? 挑戦してみました。カップうどんとそば、カップ焼きそばを使用。こちらはすべて常温の水を使い、15分、20分、30分、60分後の状態をチェックしました。

水を入れて15分後。うどんをはじめ、麺は硬いまま【写真:Hint-Pot編集部】
水を入れて15分後。うどんをはじめ、麺は硬いまま【写真:Hint-Pot編集部】

 水を入れてから、15分経過。うどんの状態は、お皿に取り出すのも大変なほど硬かったです。まだまだ食べられそうにありません。そばも同様に硬く、麺をほぐして取り出すのも一苦労。箸で持つと麺がぶちぶちと切れてしまいます。焼きそばも麺がほぐれず、まだまだ食べられそうにありません。20分経っても同様。多少ほぐれてきましたが、いずれも食べられる状態にはありません。

水を入れて30分後。焼きそばは十分食べられる【写真:Hint-Pot編集部】
水を入れて30分後。焼きそばは十分食べられる【写真:Hint-Pot編集部】

 30分後に、ようやく変化が。うどんは、麺の硬さがちょうど良くなり、味もだしの風味を感じます。そばは、全体がほぐれていませんでしたが、少し硬めの麺好きならば「許容範囲」といえそうです。最もやわらかくなったのは焼きそば。ちょっと水っぽいですが、付属のソースをかければいい感じです。

水を入れて60分後。時間はかかったが、そばは水っぽさもなくおいしい【写真:Hint-Pot編集部】
水を入れて60分後。時間はかかったが、そばは水っぽさもなくおいしい【写真:Hint-Pot編集部】

 そして60分経過。うどんは水を吸いすぎていてぶよぶよに。食べてみても水っぽさが強く、あまりおいしくありませんでした。

 30分経過時点ではいい感じで食べられた焼きそばも、同じくやわらかくなりすぎて噛むと水分を感じ、ソースをかけても残念な結果に。

 一方でそばは、全体的にほぐれて麺のやわらかさもバッチリ。水っぽさもなく、まるで冷やしそばのようでおいしく食べられました。

水でカップ麺は常温の水、30分以上で食べられる

 今回挑戦してみて、カップ麺を水で作り食べられるまでに必要な時間は、常温水のカップラーメン、カップうどんとカップ焼きそばは約30分、カップそばは約60分という結果になりました。

 また寒い冬場を想定し、10度以下の冷水を使って冷蔵庫に入れて戻したカップラーメンは、60分経過したところで食べられなくはないものの、味が薄く残念な結果になってしまいました。

 個人的には、今回試した中で一番おいしかったのは常温の水で戻したカップラーメンでした。麺のやわらかさもスープの味も良く、急ぎでなければ夏の冷やし麺として食べても良いのでは? と思うほどです。60分経過しても麺がやわらかくなりすぎず、おいしく食べられたのも驚きました。そばも麺とスープの味が良く、冷やしそばの感覚です。

 麺のやわらかさやスープの濃さには好みもありますが、もし非常時で湯が沸かせない状態になっても、水さえあれば、時間はかかっても麺はほぐれ、ちゃんといただけることが分かりました。

 ただし、カップ麺を戻すには、水は300~500ミリリットル必要になります。十分な水を備蓄しておきましょう。また、冷たい水、寒い環境ではカップラーメンの麺はほぐれにくく、味が薄いことも分かりました。カップ麺を作ることに限りませんが、冬場の非常時に備えてカイロなど温度対策になるものも準備しておいた方がいいかもしれません。

(Hint-Pot編集部)