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からだ・美容

垂れてしまった“ピーマン尻”を諦めない! 2種目のエクササイズで簡単ヒップアップ

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】

 ボリュームがなく、垂れて四角くなったいわゆる“ピーマン尻”。好きだったシルエットのパンツがおしりだけ変にぶかぶかして似合わなくなったり、おしりを見ると妙に老化を感じたり……身に覚えありませんか? “ピーマン尻”は加齢に伴うよくある変化の一つ。そこで今回のボディメイク連載は、「ピーマン尻を桃尻に!」をテーマに「おしりの筋トレ 初級編」をお届けします。講師は女性専用のパーソナルジムを主宰する元バレーボール選手の滝沢ななえさんです。

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四角い“ピーマン尻”はおしりの劣化!

 年を重ねるとともに、変化が気になる部分といえばおしりでしょう。「老け見え」代表のおしりは、弾力がなく、垂れて四角くなってしまった“ピーマン尻”。これの状態は、普段から歩くことが少なかったり、座っている時間が長かったりすることによる“おしりの劣化”です。

 歩いたり、走ったり、階段を上り下りしたりする際、脚とともに使われているのがおしりの筋肉です。平地を歩かない上、エスカレーターやエレベーターに頼り切った生活を続けていると、おしりの筋肉を使う機会はガクンと減少。筋肉がどんどん細く弱くなることで、おしりがそげていきます。

 また、おしりの筋肉が弱くなると、骨盤がゆがみます。おしりの筋肉が担う大切な役目の一つが、骨盤を支えること。そのため、筋肉が弱くなると骨盤を正しい位置で維持できなくなり、どんどん後ろに傾きます。すると、見た目はおしりのトップの位置が下がり、全体が垂れた印象に……。

 そうして骨盤が後傾すると、おしりや股関節の筋肉がうまく使えなくなります。結果、歩く時でさえおしりの筋肉が使えなくなり、ますますおしりがゆるんでペタンコになり、結局は垂れてしまうのです。

普段から歩くことやストレッチを意識 垂れたおしりを引き上げよう!

 よく「1日1万歩は歩きなさい」とのフレーズを耳にしますよね。健康体をキープするにはやはり理想は1万歩、少なくとも7000歩といわれています。でも生活家電の進化やIT化によって、毎日の歩数が7000歩に満たない人は珍しくありません。

 特にテレワークの人や、通勤や買い物など外出時は自動車が当たり前という人は要注意。試しに、スマートフォンのアプリやスマートウォッチなどで、1日の歩数をカウントしてみてください。意外と歩いていないことに気づくと思います。

 でも諦めてはいけません! 普段からよく歩くよう意識しつつ、骨盤をしっかり支えられるだけの筋肉をおしりにつけて、そげて垂れたおしりを引き上げましょう。

 今回は初級編として、ウォーミングアップのストレッチと、おしりの一番浅い層にある大きな筋肉「大殿筋」を刺激するトレーニングを紹介します。