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春に美しい花が咲く秋植え球根 プロのおすすめ3選 腐らせないコツは?

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

教えてくれた人:のなか りえこ

手に入りやすく育てやすい球根花

チューリップの球根(写真はイメージ)【写真:写真AC】
チューリップの球根(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 球根はシワや傷みがなく、重さがずっしりとあるものを選びましょう。おすすめの球根花3つを紹介します。

○チューリップ
植え付け:10月中旬~12月中旬
開花時期:3月下旬~5月上旬頃

チューリップ(写真はイメージ)【写真:写真AC】
チューリップ(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 言わずと知れた、春を彩る花です。世界中で愛されていて、今や5000以上の品種が登録されているといわれています。一重咲き、八重咲き、ユリ咲き、フリンジ咲き、パーロット咲きなどの咲き方があり、比較的容易に育てることができるので人気です。「原種系チューリップ」は、植えっぱなしで育ちやすいのでおすすめです。

 日当たりと水はけが良いところを好みます。庭植えの場合は、球根の2~3個分の深さに、間隔も球根2~3個分空けて植えます。鉢植えの場合は、目安として、5号鉢(15センチ)なら3球。球根が隠れる程度の深さに植えると育てやすいでしょう。

 
○ヒヤシンス
植え付け:10月~11月
開花時期:3月~4月

ヒヤシンス(写真はイメージ)【写真:写真AC】
ヒヤシンス(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 ポピュラーな春の花の一つ。強い香りがするのが特徴です。日当たりと水はけが良いところを好みます。根が30センチほどまで伸びるので、庭植えの場合は深めによく耕しておきましょう。球根2~3個分の深さ、間隔も2~3個分空けて植えます。

 鉢植えで育てる時は、根が伸びることを考慮して深めの鉢を選ぶのがポイントです。5号鉢サイズに1球をごく浅く植えましょう。霜が降りない地域では、球根の頭が少し出るくらいで問題ありません。もし、翌年の開花は望まず、その年だけ咲いた時の華やかさを楽しみたい場合は、球根同士がくっつくくらいにキュッと寄せて植えても良いでしょう。

○スイセン
植え付け:9月下旬~11月
開花時期:11月~4月

スイセン(写真はイメージ)【写真:写真AC】
スイセン(写真はイメージ)【写真:写真AC】

 日当たりと水はけが良いところを好みます。庭など外に植え付ける際は、夏に光が当たりすぎない落葉樹の株元のような場所を選ぶと、どんどん育ちます。植え付け初挑戦に向く球根花ともいえます。

 庭植えの場合は、球根2個分の深さ、間隔は2~3個分空けます。鉢植えの場合、目安は、5号鉢(15センチ)なら3球が育ちやすいでしょう。咲いた時に見栄え良くしたい時は密に植えてもかまいません。球根の頭が隠れる程度、2~3センチほど土がかぶるようにしましょう。

 いずれも球根を植えた後は、しっかりと水やりをします。その後も、鉢植えの場合は、土の表面が乾いていたらたっぷりと水やりをしましょう。庭植えの場合、晴天続きで雨が降らない時は水をあげます。春に美しい花を咲かせるのを楽しみに育てましょう。

(Hint-Pot編集部)

のなか りえこ

フラワー&グリーンコーディネーター。インテリア商材を扱う仕事から花の世界へ。現在はフリーで活動中。花と植物に関する提案・制作(装花・装飾・植栽など)を中心に行う。
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