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使った色鉛筆はたった5色! 写実的な街の風景画に6万人驚愕「神業としか思えない」
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海外留学中にたどり着いた画法 完成まで70時間かかることも
繊細な混色が求められる色鉛筆画。たった5色で描くようになった理由は、海外留学中の環境だったそうです。なるべくお金をかけずに絵を描く方法を模索していた時に、偶然たどり着いた方法でした。
「海外に留学していたため、絵を描こうと思っても画材に費用があまりかけられず、時間にも余裕がありませんでした。色鉛筆だけは持っていたので、色鉛筆画の本をオンラインショップで調べたところ、画家・林亮太さんの著書を偶然見つけ、5色で描けることを初めて知りました。それなら費用もかからないし、自分でもできるかもしれないと思ったんです」
こうして5色の色鉛筆画を描くようになったyuneさん。作品のサイズやモチーフはその時々で異なりますが、風景画は短くても20時間、長い場合は70時間以上をかけているそうです。こだわり抜いて描いた作品は、ネットショップ「BASE」で販売もしています。
美しい絵のファンはどんどん増加中。今回話題になった作品は、ツイッターで6万件以上の“いいね”を集めました。リプライ(返信)には、「少ない色数で描くのって、本当に難しいんですよね。混色が思い通りにキマッた時の快感は、何物にも代えがたいですけど(笑)」「写真かと思った」「すごすぎます! 神業としか思えない」など、感動の声がたくさん寄せられています。
作品に寄せられた感想の一つひとつに目を通したというyuneさん。特に心に残った感想をお聞きしました。
「どれもうれしかったのですが、描いた場所に家族が住んでいるという単身赴任中の方が『家族に会いたくなった』と言ってくださったのは、とても印象的でした。まさか自分の絵でそのような気持ちになってくださる方がいるなんて、驚きと喜びでいっぱいです。
また、自分が思っていた以上に皆さんが地元を愛していて、描くと喜んでくださる方がこんなにもいらっしゃるんだなと実感し、自信とやる気につながりました」
今回は自身で撮影した写真を参考に描きましたが、写真家が撮影した風景写真を元にすることもあるそう。これからもどんな作品を披露してくれるのか、とても楽しみですね。
(Hint-Pot編集部)