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火災保険料は10月から値上げ 医療保険は本当に必要? FPに聞く保険見直しポイント

公開日:  /  更新日:

著者:橋浦 多美

民間の医療保険は保障を厚くするほど保険料が上がる

 一方で、カバーされる範囲にもよりますが、民間の医療保険は保障を厚くすればするほど、保険料が上がります。仮に月5000円の掛け捨て型に入ると、年間で6万円。10年間で60万円の出費です。

 保険に入らず貯蓄で備えるという手も、大いに効くものだと思います。保険で備えるか、自ら貯蓄で備えるかの違いです。自分で貯めて備える場合、病院のお世話にならなかった時には他のことにお金を回せるので、使い勝手がより良くなります。

 民間の医療保険は、年末調整や確定申告の「保険料控除」以外では戻ってきません。もし、自分で貯められるようであれば、医療保険が決してパーフェクトではないということです。

死亡保障を付けると保険料はもっと高く

 万が一の保障を考えると、保険料はもっと高くなります。死亡保障を考えるポイントの一つは、死亡した人の収入がなくなることで、残された人たちの生活が成り立たなくなるかどうかです。

 子どもがまだ小さいうちに亡くなる場合と、すでに自立しているなど教育費がかからない場合の必要保障額は大きく違うと思われます。また、住宅ローンに団体信用生命保険が備わっている場合は、万が一のことがあっても住宅に関する費用の心配はなくなるので、それを差し引いた保障を考えるべきでしょう。

 万が一のことがあっても、生活するお金に直結しない場合は、必要な分だけの保障にすることで無駄がなくなると思います。

 自分と家族の健康や家のことなど、考え始めるといろいろあるもの。思い立ったが吉日です。この機会に少し見直してみることが、無駄を省くことにもつながるのではないでしょうか。秋の夜長にぜひ検討してみてくださいね。

(橋浦 多美)

橋浦 多美(はしうら・たみ)

1973年11月3日、宮城県仙台市生まれ。フリーアナウンサー、ファイナンシャルプランナー。会社員からフリーランスに転身した時にお金の大切さを知り、勉強を始める。現在はファイナンシャルプランナーや宅建士、証券外務員などの資格を取得し、「しゃべれるファイナンシャルプランナー」として、セミナーやラジオにも出演。家計のモットーは「見栄は張らずに、財布が張る家計」。プライベートでは双子男児の母として、出費が一気に2倍になる教育費と格闘中。著書に「四畳半経済のススメ~コンパクトな家計を実現する87のコツ~」(ゴマブックス刊)などがある。