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漫画

突然の吐き気と息切れ シャワー中に死にかけた漫画が話題「私も気をつけねば」

公開日:  /  更新日:

著者:Hint-Pot編集部

漫画のワンシーン【画像提供:小嶋網走(@kojimamamaa)さん】
漫画のワンシーン【画像提供:小嶋網走(@kojimamamaa)さん】

 まだ残暑が続くものの、朝晩は気温が下がり過ごしやすい日が多くなってきました。そこで「もう脱水症になる心配はない」と思っていませんか? 脱水症になるのは屋外に限った話ではありません。自宅でシャワーを浴びている途中、脱水症の激しい症状に襲われた女性。その一部始終を描いた漫画がツイッター上で1万件以上の“いいね”を集め、大きな話題になっています。脱水症の危険性などを訴える作品について、作者の小嶋網走(@kojimamamaa)さんにお話を伺いました。

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シャワー中に視界がぐにゃっ…命の危険を感じ「#7119」に電話

 小嶋さんは会社員の傍ら、ツイッター上でエッセイ漫画を発表しています。ところが8月末のある日、自宅にいたところ“命の危険”を感じる事態に直面。そのエピソードを「シャワー中に死にかけた話」と題した漫画で公開したところ、大きく注目されました。

 この日、午後2時過ぎに起床した小嶋さんはまず入浴することに。髪を洗っていると、いきなり視界がぐにゃっとゆがみます。同時に気持ち悪さも感じ、その場にうずくまってしまいました。それでも吐き気に耐え切れず、トイレへ駆け込みます。

 トイレでは激しい息切れに襲われ、「今一体何が起きているんだ」とパニック状態に陥ってしまいます。少し時間が経つと吐き気が収まったため、頭に残った泡を洗い流そうと風呂場へ戻ろうとしましたが、ここでさらなる異変が。

「プツンッ」という感覚とともに、視界が急に暗くなったのです。その後も断続的にこの状態が続き、立つこともままならなくなりトイレを出た床の上で仰向けに。捨て忘れていた生ゴミの袋を気にしつつ、最悪の結末が頭をよぎります。

 救急車を呼ぶべきか、でもただのめまいかもしれない。逡巡する小嶋さんの中にある記憶がよみがえります。それは、「#7119」の番号でつながる電話相談窓口「救急安心センター」。電話をかけ症状などを伝えると、「体が動けるようになったら内科を受診してください」という返答がありました。

 緊急性はないと分かりほっとした小嶋さんはその後、内科を受診。そこで医師から受けた診断結果は「脱水症」でした。思わぬ一言に目を丸くする小嶋さん。そして、その原因に思い当たるのでした。

 このエピソードがツイッター上で前後編にわたって公開されると、合計で1万件以上もの“いいね”を集めました。リプライ(返信)には、「脱水って怖いんだ……」と、その危険性を知ったという声に加え、「私も水分を取らない方なので気をつけねばと思いました」「水こそ命」など、水分補給の重要性を改めて実感したという反応も多く寄せられています。

 また、小嶋さんにその後の体調を伺ったところ、幸いなことに後遺症が残るといった問題はなかったそうです。