漫画
子どもが夢中で遊ぶ“灯油のやつ” ドハマりした3歳児を描く漫画に大反響「全部含めて最高」
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好奇心旺盛で自由な発想を持つ子どもは“遊びのプロ”です。大人が思いつかなかったアイデアを駆使して、身の回りにあるちょっとしたものでも遊び道具に変えてしまいます。ある男の子は、ポリタンクや石油缶の灯油を移し替える際に使う“あのポンプ”にドハマり。その様子を描いた漫画が、1万件近い“いいね”を集める大反響を呼んでいます。作者のはみだしみゆき(@HamidashiMiyuki)さんに詳しいお話を伺いました。
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100円ショップで息子がねだったのは…“灯油のやつ”
配偶者さんと3歳4か月の息子さんの3人家族で暮らすはみだしさん。日々の楽しい思い出を育児漫画として綴り、ツイッターとインスタグラム(hamidashimiyuki)、ブログ「はみだしエブリデイ」で公開しています。
そんなはみだしさんが先日、「息子がハマった『灯油のやつ』のお話」と題した作品を公開したところ、大きな話題を呼びました。
ある日、買い物で息子さんと100円ショップを訪れたはみだしさん。すると、息子さんから「ママー! これ欲しい!!」と声がかかります。「車のおもちゃかな?」と想像しながら見てみると、持っていたのは見慣れた赤いポンプ。ポリタンクや缶の灯油を石油ストーブに移し替える際などに使う、いわゆる“灯油のやつ”です。
一般的に「石油ポンプ」や「灯油ポンプ」と呼ばれるこのポンプは、日本産業規格のJIS S 2037では「石油燃焼機器用注油ポンプ」という名称が付けられています。
“灯油のやつ”を手にしながら目を輝かせる我が子に、はみだしさんは完全に虚を突かれてしまいました。「本当にこれ……? 本当に欲しいの?」と確認しますが、息子さんの意思は変わらず、買って帰ることに。
そして、“灯油のやつ”にドハマりした息子さん。“消防士ごっこ”をしたり、“王様の杖”に見立てたりして遊びます。よほど気に入ったのか、この日は寝る時まで肌身離さずでした。
“灯油のやつ”持参で登園すると先生は爆笑、からの思わぬ大発見
翌日になっても、息子さんの“灯油のやつ”愛は冷めず。案の定、保育園に持っていくことになりました。
登園すると、先生はまさかの持ち物を見て「100均で……それ……選んだの!? 息子くん……笑 おんもしろいわねぇ」と大爆笑。思わぬポジティブな反応に、はみだしさんはほっと胸を撫で下ろします。
しかし他の園児たちも“灯油のやつ”に興味を示し出したことから、はみだしさんは「お友達も触りたくなっちゃったから、しまおうね」と一言。息子さんは嫌だとぐずっていましたが、そのやりとりをそばで見ていた先生の頭にあるひらめきが浮かびました。
「お母さんそれ……クラスの水遊びで使えるかも!」
先生は100円ショップの場所をはみだしさんに確認し、早速調達することに。そして翌週の水遊びで“灯油のやつ”を使う園児たちを見ながら、意外な利点を語るのでした。
2つのツイートに分けて投稿されたこの漫画は、合計で1.5万件近い“いいね”を集めました。リプライ(返信)には「かわいいとか先生の優しさとか全部含めて最高だ……」「息子さんかわいい」といった声が。息子さんのエピソードは読者のハートをがっちり掴みました。
さらに、「我が家も息子が2歳頃、“灯油のやつ”ブームありました」といった報告も。どうやら“灯油のやつ”は子どもにとって特別な魅力があるようです。