どうぶつ
保護ねこ「キャスパー」がつなぐ縁 ボランティア団体と里親希望者の架け橋になる女性の「幸せのお礼」
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里親希望者と保護団体の橋渡しを
キャスパーは、2年前の夏、「ねこねっと山中湖」というボランティア団体から引き取られてきました。そこで保護団体と面識のある愛さんが間に入り、里親希望者に保護ねこを10匹近く紹介してきたそうです。
愛さんは団体の副代表・保科さんに里親希望者を紹介するときは、しっかりとその人のことを見て信頼できる人かを判断し、また自身も信頼してもらえるように努力しているといいます。
「横浜支部宣伝部長に任命されてます(笑)」と愛さん。
愛さんのインスタグラムのフォロワーは1万5000人以上。その影響力は、これまでキャスパーに会いに、わざわざ九州からお店を訪れるファンの方もいたほど(!)。キャスパーを引き取る際にお世話になった、保科さんから新しい保護ねこの情報が入れば、愛さんがインスタグラムでアップすることもあるのだそうです。投稿を見たお客さんから声がかかり、実際に譲渡が決まった子もいるのだとか。
また、愛さんは保護団体の一助になればと、ときどき寄付もしているといいます。
「保護ねこを飼いたいって言ってもらえることが一番嬉しいですね。キャスパーがみなさんの縁をつないでいるような気がして」
相性がよく信頼できる保護団体を見つけるのがコツ
さらに愛さんは、ちゃんとした保護団体にお願いすれば、飼い主さんとねこの相性を引き取る前にしっかりと見てもらえると語ります。
『ねこねっと山中湖』の場合は、留守にすることが多い家であれば、お留守番向きの落ち着いた性格をした成ねこをおすすめしてくれるといいます。また、子ねこを希望した場合でも、最善のタイミングや性格をしっかり見極め、状況に応じて一番いい方法を提案してもらえるそうです。
愛さんがキャスパーを引き取ったときのように、自分にあった信頼できる保護団体を見つけてほしいと愛さんはいいます。
「保護ねこも個性がいろいろあるけれど、それぞれ本当にかわいい。じぶんちの子になったら、ツンツンした態度でもかわいいし。保護ねこを迎えてよかったって、周りの方もみんな言ってますね」
「だから、環境が許すのであれば、ぜひトライしてみてほしい。最初はちゃんと飼えるかなぁって不安もあるかもしれないけれど、ねこって意外と柔軟性があって。好きな場所は自分で見つけるし、好きな時間に寝るし、おなかがすけばちゃんとアピールしてくる。その子が家になじむんじゃないかなって思うんですね」
キャスパーとの出会いをきっかけに、一匹でも多くの命が救えればと、行動を始めた愛さん。「なにしろ、ねこはかわいいですしね」。そう話す愛さんと、寄り添うキャスパーの姿は幸せにあふれているのでした。
Atelier Ai(アトリエアイ)
公式サイト:https://www.instagram.com/ai.makabe/
(猫ねこ部)