ハンドメイド作品でよく使われる「レジン」という素材。仕上がりはガラスのような質感ですが軽量で、着色したり好みのパーツを組み合わせたりすると手軽にアクセサリーなどの小物を作ることができます。SNSでも度々話題になっている素材の一つで、ツイッターでは近頃、海の生き物を色鮮やかに再現した空洞レジン作品が3.2万件もの“いいね”を集めました。作品にはどういった思いが込められているのでしょうか。こだわりや制作を始めたきっかけなどについて、制作者のMariko（@HiiO17381547）さんにお話を伺いました。

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ダントツ人気はジンベイザメ　海の生き物を空洞レジンで美しく再現

　Marikoさんは空洞レジンアーティストやイラストレーターとして活動。ツイッター上では、海の生物や古代生物を再現した空洞レジン作品を公開しています。レジンの特徴を生かした透明感のある作品は、どれも幻想的で美しいものばかりです。

　今回注目を集めたのは、ザトウクジラとジンベイザメの空洞レジン。ジンベイザメには着脱式の小さなコバンザメが付いているというこだわりもあり、「ダントツで人気」だそう。

　また、二番人気のザトウクジラも、アゴのゴツゴツとしたこぶまで繊細に再現されています。ブルーのグラデーションが美しい約25センチの作品は、光にかざすとまるで海の中を泳いでいるよう。制作時間は1日ほどだそうです。

　作品のサイズによって制作時間はさまざま。10センチ前後のものは2～3時間、70センチ以上の大型なものは数日かかることもあります。

「最大の特徴でもありこだわりは、“空洞”のため軽量であること、透明であること。そして、作品を光にかざした時に出る水面のような影が生まれるように作っています。生き物を真似て制作するので、デフォルメしすぎたものではなく、美しさをリアルに再現することにもこだわっています」

　Marikoさんは「どこかの誰かに刺さればそれで良い」という思いで作品をツイッター上に公開。すると、3.2万件もの“いいね”が集まりました。

　リプライ（返信）には、「レジンでこんな素敵な作品ができるんですね」「夢のような作品たちですね」「海好きの私にガン刺さりです!!!」「全部買って並べたいです」など、作品に魅了された人たちからの声が続々と寄せられています。