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からだ・美容

おしりの“劣化”ピーマン尻 簡単ヒップアップ2種で後ろ姿を若返り

公開日:  /  更新日:

著者:滝沢 ななえ

元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】
元バレーボール選手の滝沢ななえさん。現在はパーソナルトレーナー【写真:荒川祐史】

 後ろ姿の“老け見え”が加速する、四角く垂れ下がったいわゆる“ピーマン尻”。加齢だけでなく、下半身の運動不足や骨盤のゆがみも“ピーマン尻”になる要因です。今回のボディメイク連載は、「おしりの筋トレ 中・上級編」。丸くプリッと上がった魅力的な桃尻を目指しましょう。女性専用のパーソナルジムを主宰する元バレーボール選手の滝沢ななえさんが伝授します。

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おしりの劣化が“ピーマン尻”に 鍛えて若々しい姿勢を!

 後ろ姿が“老け見え”する理由の一つ、垂れ尻。丸みがなくなり、四角く垂れてしまった“ピーマン尻“は、日本人女性によくみられます。

 ピーマン尻は、一言でいうと「おしりの劣化」。歩く時間が少ない、座っている時間が長いなどの生活習慣や運動不足、そして加齢によって、おしりの筋肉はどんどん細く弱くなり、見た目もそげていきます。

 さらに、おしりの筋肉が弱くなると骨盤がゆがむ原因に。骨盤がゆがむと、筋肉はうまく働かなくなり、歩いたり走ったりする時もおしりの筋肉をうまく使えなくなります。すると、ますますおしりが下がってしまったり、運動してもヒップアップの効果が出にくくなったりするのです。

 おしりの筋肉が弱くなり骨盤がゆがむと、間違いなく“老け見え”します。というのも、おしりが垂れてしまうだけでなく、腰や背中が丸くなり、お腹の力が抜けた猫背になってしまうから。逆におしりの筋肉をきちんと鍛えておくと、理想的な「少し前傾した骨盤」になり、背筋もスッと伸びるのです。若々しく、きれいな姿勢作りにもおしりはとても大事なのです。

 さて、前回の初級編では、ウォーミングアップで骨盤のインナーマッスルのストレッチと、おしりの一番大きな筋肉「大殿筋」を刺激するトレーニングを紹介しました。今回は、大殿筋を鍛えるエクササイズ2種目を紹介します。プリッとしたボリュームと、丸みをつけるためのステップアップ種目です。

 筋トレを行う前に、まずは初級編で紹介した股関節の前側をほぐすストレッチを行いましょう。すると、おしりの筋肉にうまく力が入るようになり、筋トレ効果がアップしますよ!